女優の福原遥が、28日に都内で行われた映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(12月8日公開)の完成披露試写会に、水上恒司、伊藤健太郎、嶋崎斗亜(※崎はたつさき)、上川周作、小野塚勇人、出口夏希、松坂慶子、成田洋一監督とともに登壇した。

  • 福原遥

同作は汐見夏衛による同名小説の実写化作。親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの女子高生・百合(福原)は、ある日母親と喧嘩をして家出をし、目が覚めるとそこは1945年、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰(水上)に助けられ、彼の誠実さや優しさにどんどん惹かれていく。だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった。

■福原遥、400本の百合が飾られた舞台に登場 映画『あの花』完成披露試写会

400本の百合の花が飾られた舞台に登場した福原は「私自身、本当にこの日を楽しみにしていて、皆さんにこの映画を早く観ていただきたいなと思っていたので。こうして無事にお届けできる日が来て、本当に嬉しく思います」と挨拶。「この作品はたくさんの方の力が加わってでき上がった作品なので、私たちも大切に大切に届けていきたいですし、皆さんもいろんなものを受け取っていただけたら嬉しいです」とメッセージを送った。

また、劇中では松坂との共演シーンも多かったという福原。「考えながら、悩みながらやっていたんですけど、お芝居大丈夫かな……と不安があったときに松坂さんとお話させていただいて、励ましの言葉をいただいてがんばれました」と振り返る。松坂も「本当によくがんばっていたもんね。成長したね」と優しい表情で語り掛けていた。

最後に福原は「この作品はすごく愛にあふれてます。そして数えきれないほどの皆さんの愛も詰まっている作品なので、本当に温かい作品になっていると思います」とコメント。「私自身、この作品を見て、普段こうやって生活していることは当たり前じゃないんだな、すごく幸せなことなんだなということをとても感じました。おいしいご飯を食べて大切な人と一緒に過ごす時間だったり、自分の好きなことや夢に向かって歩めることも幸せなことだと思います。なので、この作品を見て少しでも一日一日を大切に丁寧に過ごそうと、自分の大切な人をもっと大事にしようという温かい思いを受け取っていただけたら嬉しいなと思っています」と話し、舞台挨拶を締めくくった。