日本政府は、希望者全員を対象とした「暗証番号の設定が不要なマイナンバーカード」を、12月中にも導入する方向で検討しているという。このニュースが報道されると、ネットでは「保険証でいいんじゃ」「本末転倒すぎる」などと話題になっている。
報道によれば、これまで政府は、暗証番号を覚えることが困難な高齢者や、認知症の人々を対象に「暗証番号の設定が不要なマイナンバーカード」の導入を検討していたが、今回新たに、対象を「希望するすべての人」に拡大するという。すでにマイナンバーカードを保有している人でも、暗証番号なしに切り替えが可能となる見通しだそうだ。
マイナンバーカードを巡っては、来年の秋に現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに「マイナ保険証」として統合する方針が示されていた。暗証番号の設定が不要なマイナンバーカードでは、マイナポータルへのログインや、コンビニでの住民票等交付などの暗証番号が必要なサービスは利用できないものの、顔認証を使って本人確認を行うことで、健康保険証と一体化した「マイナ保険証」として利用できるようになるという。
この報道に、ネット上では「だから保険証でええやろって…」「もう保険証でいいんじゃないの。マイナカードである意味がまったくない」「マイナンバーカードが必要ない、廃止しろ」「メリットとして成りすまし防止だと言ってるのに、セキュリティを下げる支離滅裂さよ」「本末転倒すぎる」「虚構新聞かと思った。w」などの疑問の声が寄せられた。