レインボーブリッジを自転車で駆け抜ける自転車ライドイベント「レインボーライド」が11月23日に開催。お台場特設会場(臨海副都心青海R地区)を会場にマルチスポーツも同日開催され、「GRAND CYCLE TOKYO」(グランドサイクル東京)アンバサダーの武井壮さんと稲村亜美さんが、そのスタートセレモニーに参加した。
開通30周年のレインボーブリッジを自転車で走行
「グランドサイクル東京」は東京都が自転車をさらに身近なものとするため、自転車に関する様々なイベントなどを行っているプロジェクト。今年で2回目の開催を迎える「レインボーライド」は、今年で開通30周年になるレインボーブリッジ、東京ゲートブリッジなどを自転車で走行する自転車ライドイベントだ。
自転車の愛好家はもちろん、ファミリーなど多くの人が参加できるファンライドイベントとして、32キロのロングコース、19キロのミドルコース、8キロのショートコースの3コースを用意している。
参加者たちはお台場海浜公園をスタートし、レインボーブリッジを渡ってを折り返した後、東京2020大会のポート・カヌー競技会場である「海の森水上競技場」、ロングコースの走者は新しい目玉となる「東京ゲートブリッジ」を越えて若洲海浜公園を折り返す。フィニッシュ会場のシンボルプロムナード公園セントラル広場まで完走を目指した。
本イベントの主催者を代表し、「レインボーライド」のスタートセレモニーに参加した東京都知事の小池百合子氏は次のように挨拶した。
「曇りではありますが、最高の天気になりました。今年は新たに東京ゲートブリッジもコースに加わりました。ゲートブリッジからはスカイツリーやディズニーランドが見えるかもしれません。どうぞ心にも余裕を持ちながら、今日一日楽しんでいただきたい。今日は様々なスポーツが体験できるイベント『マルチスポーツ』も合わせて開催しているので、ご家族の皆さん、また自転車で走り終わった後もどうぞ楽しんでいただければと思います」
「レインボーライド」のデモ走行にはアンバサダーの2人のほか、ゲストライダーとして野球解説者の高橋由伸さん、スポーツキャスターの寺川綾さん、お笑い芸人のゴリさんも参加した。
百獣の王・武井壮と自転車の思い出
レインボーライドのフィニッシュ会場付近であるお台場特設会場やテレコムセンターでは、グランドサイクル東京のコンテンツの一環として「マルチスポーツ」も同日開催。「グランドサイクル東京」のアンバサダーである武井さんと稲村さんはじめ、豪華な出演者たちがメインステージを盛り上げた。
本イベントのオープニングセレモニーで武井さんは、「今朝『レインボーライド』に参加したんですが、本当に気持ち良かったです。自転車は移動の全てがエンターテイメントになる最強の乗り物だと僕は思っているんで。今ちょっとどんな自転車を買おうか悩んでいるところです」とトーク。レインボーブリッジを実際に自転車で走った感想を次のように述べていた。
「いつもは車で1分もかからず渡り終えちゃうレインボーブリッジですけど、自分の足であの坂を登って、僕が生まれ育った東京の街を、あの高さからオープンエアで眺められて最高でした。途中で東京タワーが出てきて、折り返したら東京スカイツリーが見えて、東京の二大ランドマークタワーが見られて最高の景色ですね。できれば週1ぐらいで走らせていただきたいです。深夜でも良いので2分くらい封鎖してもらいたい」
絶景を見ながら海の上を走り、東京の景色や風を堪能した様子の武井さん。オープニングセレモニー後に行われたトークイベントでは、3歳からガンガン自転車を乗り回していたエピソードを披露する場面もあった。
「3歳の頃から補助輪なしで葛飾区の街で大人をぶち抜いていた記憶があります。すごいちっちゃい子が恐ろしいスピードで自転車を走らせているって。葛飾区で有名だったんです。その頃からまあまあの戦闘力だったという……。3歳4歳ぐらいの時には一人で地元の葛飾区から上野まで普通に自転車で行っていましたかね」
ゲストライダーとして「レインボーライド」に参加した寺川綾さんも、「記憶にはないんですけど、私も年少ぐらいのときに自転車を渡したらパッと乗って、幼稚園の先生がすごく驚いたという話を母から聞いたことがあります。地図は読めませんでしたが」と、明かしていた。
その他にも自転車に関連したコンテンツ、ステージイベントやデモンストレーションなど、大人から子どもまで楽しめる様々なスポーツ体験ができるコンテンツが展開された「マルチスポーツ」。ファミリーや自転車の愛好家など多くの人たちで賑わっていた。