ジャンルの垣根を越えたマジシャンの賞レース『THE MAGIC ~オールジャンル日本一決定戦~ 2023』(東海テレビ 28日19:00~ ※東海ローカル)の収録がこのほど、都内で行われた。バードマジックのCherry、トランプのMASA MAGIC、男女2人組の峰龍&Ririco、コインのJONIO、名古屋での公開予選会を勝ち抜いたDiamond Taku、サイキックマジックのRYUHEIという6組の気鋭のマジシャンたちを審査するのは、Dr.レオン、KiLa、ボナ植木(ナポレオンズ)、そしてプリンセス天功というレジェンドたちだ。
収録を終えたMCを務める霜降り明星に話を聞くと、その審査の厳しさに驚きながら、極上のマジックに興奮したことを振り返った――。
■「種、暴いたろ」と見ていたが…
――収録を終えての感想をお願いします。
せいや:すごかったです。全国で見てほしかった、東海地方だけの放送(※)というのが逆にもったいないぐらいの素晴らしさでした。
(※)…東海テレビ以外でも、フジテレビ(24年1月2日26:05~)やカンテレ(12月23日14:57~)をはじめ、FNS系列各局で放送予定となっている。
粗品:面白かった。特に審査員の方々の分析がすごく面白くて興味深かったです。
――6組の出場者の中で印象に残った方はいらっしゃいますか?
せいや:やっぱり、ヒゲマジックのJONIOさんのテクニックがすごかったですね。カメラのアングルでいろんな角度から撮ってたので、ちょっとミスったら見えると思うんですけど、それが一切なくて。あまりにも僕らの近くでやってくださったから、「種、暴いたろ」と少し意地悪な見方にもなっていたのですが、本当に分からなかったです。
粗品:僕は2本ぐらいピアノ線見えましたよ。
せいや:おーい!
粗品:そんなん冗談なんですけど。僕は、沖縄のMASA MAGICさん。あのストリートでたたき上げた感じのマジックがすごく面白かったです。そしてRYUHEIさんとは以前1回、共演させてもらったことがあったんです。そのときも、くぎのマジックをやられていたんですが、相変わらずすごいなと思いました。
せいや:僕は審査員でいらしたボナ植木さんを見て感動しました。子供の頃、ナポレオンズさんの本を買って真似してマジックをやっていたこともあったんですよ。でもとても難しかったです。芸人を始めたばかりの頃、ライブの前説でマジックを披露したこともありましたが、やっぱり披露するまでの技術に至らなくて。なのでもう見る専門がいいですね。
粗品:ナポ植木とかレオン植木やなくて、ボナ植木さんなんやなと。改めてナポレオンズさんを知る日にはなりました。
せいや:ナポレオン・ボナパルトのボナや。
■真剣すぎる採点も大きな見どころ
――では、番組の見どころをお願いします。
せいや:『M-1グランプリ』の初期の大会ぐらい審査が辛(から)いです。テレビの賞レースで60点台なんて見たことない。審査員の真剣すぎる採点も大きな見どころになっていますので、そこも楽しみにしてください。
粗品:とにかくすごかったです。娯楽としていい時間を楽しんでいただける番組になっていると思います。見応えありますよ。
――ちなみにおふたりはマジックをやられますか?
粗品:いや、やらないですね。マジック用品を通販で買ったことはありますよ。ライブで披露してもいいかなと思ったんですが、難しそうで1回商品を開いただけで断念しました。せいやは結構やるんですけど。
せいや:いや、やらないですね!