MMD研究所は11月22日、「デジタル地域通貨に関する調査」の結果を発表した。同調査は10月24日~10月30日、18歳~69歳の男女8,000人を対象に、インターネットで実施した。

  • デジタル地域通貨の認知~利用状況

デジタル地域通貨(例: 「いたばしPay」「かながわPay」「さるぼぼコイン」など)について尋ねたところ、55.0%が「現在利用している」「利用したことがある」「利用しようと思ったことがある」「内容は知っている」「名前は知っている」と答えた。「現在利用している」と「過去利用したことがある(現在は利用していない)」を合わせた利用経験は17.5%だった。年代別にみると、利用経験は20代が29.3%と最も高く、次いで30代が21.8%、40代が15.6%だった。

  • デジタル地域通貨の認知~利用状況(年代別)

デジタル地域通貨を利用したことがない人に、居住地にデジタル地域通貨があった場合の利用意向を聞いたところ、18.5%が「利用したいと思う」「やや利用したいと思う」と答えた。

  • 未利用者の居住地にデジタル地域通貨があった場合の利用意向

デジタル地域通貨利用経験者に、デジタル地域通貨の利用で、利用可能地域における買い物頻度が変化したかどうか聞いたところ、64.5%が「増えた」「やや増えた」と答えた。デジタル地域通貨を利用した場所は、「食品・生活用品」(52.5%)が最も多く、次いで「飲食店」(49.5%)、「薬局・ドラッグストア」(42.5%)と続いた。

  • デジタル地域通貨の利用による買い物頻度の変化

デジタル地域通貨利用経験者に、デジタル地域通貨を知ったきっかけを尋ねると、「新聞やWEBニュースなどで取り上げられていた」(34.0%)が最も多く、次いで「店頭のポップやポスターなどを見た」(32.5%)、「地域のホームページを見た」(32.0%)だった。

  • デジタル地域通貨利用経験者が、デジタル地域通貨を知ったきっかけ