速報性が重要な情報はスマートフォン頼み、という人が増えています。WEBブラウザを使えばどのサイトにもアクセスできるし、ニュースアプリは通知で世界の最新情報を届けてくれます。気象情報についても、iOSに標準装備の「天気」をはじめ、サードパーティ製アプリを導入すれば各地の予報まですぐに確認できます。

気象情報のもっとも手軽でわかりやすい確認方法は、「壁紙」ではないでしょうか。iOS 17に用意されている「天気」壁紙を利用すれば、晴天の昼間は青空に太陽が輝き、日が沈む時間帯にはグラデーションのかかった夕暮れ空が表示されるなど、そのときどきの天気の様子を壁紙の画像として確認できます。なんとも手軽で、直感的にもわかりやすい気象の確認方法です。

難点があるとすれば、対象エリアが現在地限定で操作時点における気象情報しか伝えられないことです。iOSに標準装備の「天気」をはじめ、大半の気象情報アプリは現在地以外の主要都市の天候や予報を確認できますが、この「天気」壁紙にそのような機能はありません。

しかし、壁紙にはウィジェットのカスタマイズ機能があります。ウィジェットの機能はアプリにより異なるため、複数の気象情報アプリを導入していればそれだけ情報の選択肢が増えることになります。

たとえば、iOSに標準装備の「天気」には気温、気象状況、UV指数、日の出と日の入、月齢、降水確率、風、そして空気質という8つのウィジェットが用意されています。降水確率などの予報数値をウィジェットで提供するサードパーティ製気象情報アプリも存在しますから、組み合わせて使えば「ロック解除しなくても現在/未来の天気がわかる」壁紙に仕上げることができますよ。

  • iOS 17では、現在地の気象状況を壁紙として表示できるようになりました