フックアップは、米Universal Audioのコンデンサーマイク「SC-1」を2023年11月28日に発売する。希望小売価格は79,200円。同時にモデリングマイクロフォン「Sphere」と同じ技術を使用した「Hemisphere」マイクモデリングプラグインの提供を発表した。
「SC-1」は、ラージフラムタイプのコンデンサーマイク。内部のウルトラリニア回路と広いダイナミックレンジにより、低域と高域の両方で歪みのない結果が得られるという。主な仕様は以下の通り。
- タイプ:コンデンサー
- 指向性:カーディオイド
- 周波数特性:20Hz~20kHz
- 感度: -39dB (0dB=1V/1Pa、1kHz)
- 出力インピーダンス:200Ω
- セルフノイズ:12 dB
- 最大SPL:145dB(1%THD@1kHz)
- 動作電源:ファンタムパワー 48V
- コネクター:3ピンXLRコネクター(オス)
外形寸法は162(長さ)×52(直径)mmで質量は363g。本体のほか、マイクスタンドマウント、5/8インチ - 3/8インチ スレッド変換アダプター、キャリングケースが付属する。
また、Universal Audio傘下のTownsend Labsが提供するモデリングマイク「Sphere」と同じ技術を使用した「Hemisphere」マイクモデリングプラグインの提供を開始する。ダウンロードはUniversal Audioのアカウントにユーザー登録を行うことで可能となる。このプラグインでは、Neumann、ソニー、AKGなどの定番コンデンサーマイクのサウンドを再現できる。Hemisphereは、Universal Audioのオーディオインターフェイス「Apollo」シリーズで使うことで、リアルタイムのモニタリングが可能。ネイティブプラグインとしても動作するので、DAW上で録音した後でも、フィルター(FILTER)、プロキシミティ(PROXIMITY)、アクシス(AXIS)コントロールを使い、サウンドの調整が行える。なお、「Hemisphere」モデリングシステムは、既発売のフロントアドレス型ダイナミックマイク「SD-1」とペンシル型コンデンサー(ステレオペア)マイク「SP-1」の新規購入者にも提供される。