お笑い芸人・ゆりやんレトリィバァが、26日に放送されるMBS・TBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(毎週日曜23:00~23:30)に出演する。

  • ゆりやんレトリィバァ

デビュー直後からピン芸人として独自の世界観を表現し、自身の「お笑い道」をひた走るゆりやんレトリィバァ。日頃から思いついたお笑いのネタを携帯電話にメモし、絶妙な間合いをとって舞台で表現する姿は、同業者やスタッフから密かに「天才」と称えられる。

自身の単独ライブでは、直前までネタを考え、開演5分前でもチャーハンと餃子をかきこむ……密着中はそんな、豪快な姿にも驚かされた。

お笑いのネタを考える源には、「怒り」があるという。中学生の時にいじめられた経験や日常生活で感じる憤りが、ゆりやんレトリィバァを通してお笑いに変換される。「最近は安定しちゃってて、特に怒ることないんですよ」とインタビューに答えた翌日、カメラはさっそく、ゆりやんが怒り狂う場面に遭遇した。普段、誰にでも丁寧で、気を遣いすぎるほどやさしい彼女の根底にある熱を感じる瞬間だった。

「来年は海外に住みます!」目下、ゆりやんの目標はアメリカ進出。英語で漫才ができるようにと、「スタンダップコメディ」の修業に励む。スタンダップコメディとは、演者がマイク一本で一人ステージに立ち、観客に向かってしゃべりかける欧米スタイルの話芸。番組では、ゆりやんのプライベートな旅行に同行し、アメリカ・ロサンゼルスで一人、スタンダップコメディ修業に挑む姿に密着した。

有言実行。これまで、欲しいものを手に入れてきたゆりやんレトリィバァ。果たして、海外でも彼女のお笑いは、受け入れられるのか・・・!?

■ゆりやんレトリィバァ
1990年11月1日生まれ、奈良県出身。大学4年生の時に、大阪NSC35期生として入学し、お笑いを学ぶ。翌年行われた「NSC大ライブ2013」で優勝を果たし、NSCを首席で卒業。2017年、第47回NHK上方漫才コンテストで優勝。同コンテストを女性ピン芸人が制するのは史上初のことだった。同年12月に行われた「女芸人No.1決定戦 THE W」に出場し、こちらでも映えある第1回の優勝者となる。海外進出を目指し、2019年6月には、アメリカのオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」にも出場。2021年には、かねてより挑戦していた『R-1ぐらんぷり』で優勝を果たす。2023年にはラッパーとしてデビューし、Netflixの『極悪女王』(2024年公開予定)で主演を務めるなど、お笑い以外の活動でも注目を集めている。

【編集部MEMO】
MBS・TBS系で放送されている『情熱大陸』は、様々な分野で活躍する人たちをひとりひとり密着取材して取り上げ、紹介していくドキュメンタリー番組。1998年4月5日に放送がスタートし、今年で25周年を迎えた。

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