鉄道・運輸機構は24日、北陸新幹線金沢~敦賀間(2024年3月16日開業予定)で実施している車両走行試験において、11月24日未明に営業最高速度となる260km/h運転で問題なく走行できることを確認したと発表した。
北陸新幹線金沢~敦賀間の車両走行試験は9月23日からスタート。鉄道・運輸機構とJR西日本が共同で実施し、土木構造物・軌道・電車線・信号設備等の機能確認を目的として、新幹線車両を使用した走行試験を続けている。試験区間は金沢駅から敦賀駅(敦賀車両基地)までとされ、9月23日から新幹線電気・軌道総合検測車「East i」、9月26日からJR西日本の新幹線車両W7系が入線した。
走行試験は駅構内30km/h・駅間45km/hという低速度から開始され、段階的に速度を上げて設備の確認を行ってきた。11月1日に速度向上試験を開始し、110km/hから速度を上げ、11月24日未明、営業最高速度となる260km/hで走行した。車両走行試験は12月9日まで実施予定となっており、「引き続き車両走行試験を進めてまいりますので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします」(鉄道・運輸機構)としている。