11月17日に発売されたUNIQLO and Kame Kurogouchi2023秋冬コレクションに「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」がラインナップされました。過去3年間、多くのインナーアイテムも手掛けてきた同コレクションが"ラストコレクション"として届けるヒートテックインナーはどのような仕上がりなのか? 通常のヒートテックとの比較を交えながら紹介していきます。
■「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」はシルエットが美しい
ユニクロの「ヒートテックバレエネックT」は大きく開いた首元が特徴で、例年発売されているヒートテックの中でも人気のラインですが、UNIQLO and Mame Kurogouchi「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」も同様に首回りが広く開いています。
撮影用に吊るしてみると、ハンガーから落ちそうなほどの開き具合です。
商品名にある通り素材にシルクを含む点が従来品との違いのひとつですが、全体のシルエットも異なります。
ウエスト部分の自然なシェイプに加え、裾がラウンドしたデザインで後ろの方がやや長くなっています。
■「ヒートテックUネックT」と比較してみた
「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」をさらに詳しく紹介するにあたり、ここからは既存(2023秋冬)のヒートテックの中でも比較的首元の開いた「ヒートテックUネックT」と比較していきたいと思います。サイズは同じ「M」サイズ、色はどちらもブラックです。
【1】デザイン: 同じ「8分袖」でも3cmの差が!
パッと見た印象では、前後共に「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」の方が首元の開きが大きいように見えましたが、実際に着用してみると前側の空きはあまり差を感じませんでした。
しかし背中側の開きは見た目にも明らかですが「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」の方が大きく、ニットなどのトップスから見えてしまう可能性は低そうです。
さらに、「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」と「ヒートテックUネックT」はどちらも8分袖の商品ですが、重ねて比較してみると「ヒートテックバレエネックT」の方が袖が短いことがわかります。公式のサイズ表で確認してみると、Mサイズ比較で3cm違いました(!)
また「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」は、裾のラウンドやウエスト部分のくびれのシェープなど、全体的に女性らしさを感じるシルエットという印象があります。
【2】着心地: 生地のなめらかさと厚みの違いが、暖かさにも影響
「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」は素材にシルクを含んでおり、ぬめっとしたやわらかな肌触りです。
また、「ヒートテックUネックT」と比べると生地に厚みがある点と裏起毛になっている点も加わり、暖かさは断然「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」が上です。
ただ、厚みの影響もあり生地がやや固い感じがして、「ヒートテックUネックT」の方が伸びは良いです。着用時のフィット感にはあまり差を感じませんでした。
【3】価格: 価格差は700円だが、感謝祭期間は1,000円差に!
「ヒートテックUネックT」は1,290円なのに対し「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」は1,990円。価格差は700円ですが、23日から30日に開催するユニクロ感謝祭でヒートテックインナーが990円になる(WOMEN/MENの価格)と発表されたので、期間中の価格は1,000円になります…!
700円(感謝祭期間中は1,000円)の価格差は小さくないですが、シルク混の素材面、暖かさ、女性らしさや上質感のあるシルエットを考えると納得ではないでしょうか。
■まとめ
ここまで「ヒートテックUネックT」と比較しながら紹介してきましたが、首元の開きや袖の長さを見ると、「ヒートテックバレエネックT(シルクブレンド)」は服に合わせやすい(ちら見えしにくい)、暖かいインナーとして、1着あると重宝すると思います。
また、UNIQLO and Mame Kurogouchiならではの美しいシルエットや上質感のある素材感は着る人のテンションを上げてくれるので、「インナーもおしゃれのひとつとして楽しみたい!」という方にはおすすめです。
一方、開きのある服を着ることがあまり無いという方は、今回比較した「Uネック」や更に首のつまった「クルーネックT」などで問題はないと思いますし、伸びのいい生地が好きな方は今回のシルクブレンドはイマイチに感じるかもしれません。
今回の記事を参考に、ご自身の好みに合わせて検討してみてくださいね。