ジブラルタ生命は11月20日、「家族愛に関する調査2023」の結果を発表した。今回はその中から子育てに関する内容をまとめた。調査期間は2023年10月11日~17日、調査対象は20歳~69歳の既婚者(事実婚含む)、有効回答は4,700人(各都道府県で男女・年代が均等になるように抽出)。

  • 配偶者・パートナーとの育児・子育ての分担割合として、あてはまるもの

子どもがいる人に、配偶者・パートナーとの家事の分担割合としてあてはまるものを聞き、【夫・男性パートナー】と【妻・女性パートナー】との割合を算出した結果、「夫・男性パートナー5:妻・女性パートナー5」(18.7%)が最も高くなり、「夫・男性パートナー2:妻・女性パートナー8」(17.8%)、「夫・男性パートナー1:妻・女性パートナー9」(17.6%)が続き、『夫・男性パートナーのほうが大きい』は7.5%、『妻・女性パートナーのほうが大きい』は73.8%ととなった。

都道府県別に『夫・男性パートナーのほうが大きい』と答えた割合をみると、1位「岩手県」(15.3%)、2位「東京都」(13.9%)、3位「岐阜県」(13.2%)と続いた。

  • 配偶者・パートナーとの育児・子育ての分担割合として、あてはまるもの 都道府県別

次に、配偶者・パートナーとの育児・子育ての分担状況について、どのくらい満足している尋ねると、「満足(計)」は73.2%、「不満(計)」は26.8%に。男女別では、「満足(計)」とした男性は88.7%に上ったのに対し、女性は57.8%にとどまった。

男女・都道府県別では、育児・子育ての分担状況について満足している割合は、男性では宮崎県(97.6%)が1位、女性では静岡県(74.4%)が1位となった。

  • 配偶者・パートナーとの育児・子育ての分担状況について満足している割合 男女・都道府県別ランキング

育児・子育ての分担状況について満足している理由については、「育児が楽しい」「お互いに助け合っている」「できる範囲でやってくれる」「自ら育児に参加してくれている」などが挙げられた。

  • 配偶者・パートナーとの育児・子育ての分担状況について満足している理由

一方、不満を感じている理由としては、「なかなか自分の時間が取れない」「仕事が忙しくて全くできていない」「もう少し子どもと関わってほしい」などが見られた。

  • 配偶者・パートナーとの育児・子育ての分担状況について不満を感じている理由