チェコのスタートアップ企業・369Sonicが、1秒間に5万回振動する超音波包丁「Ultrasonic kitchen knife」を発表した。クラウドファンディングサイト・Kickstarterにて資金調達が実施されている。ネットでは「ギコギコはしません!」「プログレッシブナイフ?」などと話題だ。
「Ultrasonic kitchen knife」は、独自の超音波技術を搭載したキッチンナイフで、1秒間に4万回から5万回の振動数で刃が振動する。同社によると、「あらゆる食品をカット、スライス、刻む際に、市場で最も鋭利で効果的なツールのひとつに数えられている」とのこと。
この包丁、高速振動する刃によって、食材の刃への付着を軽減し、硬い食材も簡単に切れるという。また、食材を切る際に潰れる細胞が少なくなるため、「液体の損失が最小限に抑えられ、必要なビタミンや栄養素が保たれる」としている。
内蔵の12Vバッテリーで駆動し、ワイヤレス充電ステーションで充電可能。バッテリー寿命は不明だが、1回の充電で約50分間の連続切断が可能だという。
「Ultrasonic kitchen knife」の予定販売価格は390ドル(約5万9,000円)。Kickstarterを通じて、資金調達を実施しており、348ドル(約5万3,000円)の支援から一式を購入可能だ。記事掲載時点で「Ultrasonic kitchen knife」のクラウドファンディングは、6万ドル(約910万円)の目標金額中、5万8,000ドル(約870万円)の支援金を集めている。
ネット上では「ギコギコはしません!」「まな板も切れそうだけど大丈夫?」「めっちゃ、欲しいけど、振動するからなんでも切れるとか…普通に指とかまな板とか切断しないのか?」「エヴァのプログレッシブナイフみたいなもん?」「スプリガンの高周波振動ナイフじゃん」「ギアスのMVSじゃん………」などの声が寄せられた。