阪急電鉄は21日、同社初となる座席指定サービスの名称を「PRiVACE(プライベース)」に決定し、京都線の新型特急車両2300系、京都線でおもに特急車両として運行している9300系(一部)のそれぞれ大阪方から4両目を対象に、2024年夏頃から設定すると発表した。
座席指定サービス「PRiVACE」は、「日常の“移動時間”を、プライベートな空間で過ごす“自分時間”へ」がコンセプト。「PRIVATE(プライベート)」と「PLACE(場所)」を掛け合わせた独自のネーミングで、「自分時間」が過ごせるプライベート感を表現した。近年高まっている「プライベート空間を確保したい」「着席してゆったりと移動したい」というニーズに応えるとしている。
対象車両となる新型特急車両2300系(2024年夏デビュー)、おもに京都線の特急として運行している9300系(一部)はともに8両編成。大阪方から4両目に座席指定サービス「PRiVACE」を設定する。
京都線の特急系列車(特急・通勤特急・準特急)において、2024年夏頃から1時間あたり2~3本の頻度でサービスを開始する。その後も順次、編成を増備し、2025年頃には1時間あたり4~6本に拡大する予定。座席の予約は専用のウェブサイトで行えるしくみを計画しており、運賃とは別に座席指定料金が必要となる。サービス開始日等の詳細は決まり次第、改めて発表される。