LMIグループは11月16日、「個人情報取得における意識調査」の結果を発表した。調査は10月13日〜17日、18歳〜60歳の男女600人を対象に行われた。
まず、インターネット上で「おすすめ広告」が表示されることについて聞いたところ、55.0%が「嬉しい」「どちらかと言えば嬉しい」と回答した。
世代別に見ると、Z世代の60.5%、ミレ二アル世代の56.5%が「嬉しい」「どちらかと言えば嬉しい」と回答しているのに対し、X世代では52.0%が「どちらかと言えば不快」「不快」と答えている。
インターネット上での個人情報取得に関する質問では、意図せずに個人情報が取得されることについて65.3%が「気にする」と答えた。気にする理由としては、「個人情報取得がどのように使われているかわからないから」が78.3%で最多となっている。
世代別では、Z世代、ミレ二アル世代では「個人情報取得がどのように使われているかわからないから」が最も多かったのに対し、X世代は85.9%が「ターゲティング広告に追いかけられることが不快だから」と回答して最多となっている。
個人情報取得を取得されないために行っている対策として全体で最も多かったのは「Cookieを許可しない」(48.0%)となり、次いで「対策をしたことがない」(36.2%)が続いた。
年代別では、「対策をしたことがない」の回答率が最も多かったのはX世代(45.8%)、「ブラウザをシークレットモードにする」の回答が最も多かったのはZ世代(36.9%)となった。
Cookieの同意を求められた際に「どんな場合でも同意する」と回答した人は9.8%、「どんな場合でも同意しない」の回答率は13.8%であった。
「どんな場合でも同意する」の回答は、Z世代では18.0%であったのに対し、X世代では2.0%にとどまっている。
どんな時にCookieの同意をするかについての質問では、サイトの利用やサービスの利用、お得なクーポン発行などでは約7割以上で同意を得られる事が分かった。
一方で、「自分の興味のある情報をおすすめしてくれる」は43.9%にとどまった。男女別で見ると、女性は「いいえ」の回答が男性より多い61.8%となっている。
リアル店舗における個人情報については、お得な情報が入手できる場合には個人情報を提供しても良い、どちらかと言えば良いと考える人が61.9%で6割を超える結果となっている。個人情報を提供して良いと考える理由としては、「クーポンやお得な情報が入手できる」が75.2%で最も多く、次いで「今後もお得な情報が手に入りやすそうだから」が41.5%で続いた。