元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が17日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「いま明かされる大谷翔平・WBC優勝の裏にあった熱いメッセージ【Shohei Ohtani - Beyond the Dreamを古田&五十嵐が先行視聴】」に出演。大谷翔平の二刀流について語った。
「大谷翔平が二刀流で成功すると思った?」という質問に対し、「僕は本当に両方いけるって言ってた。今から言ったらあれに思われるんだけど(笑)」と答える古田氏。「栗さんと一番初めに喋った時にね」と、大谷の二刀流に深く関係する栗山英樹氏の名前を挙げ、「(大谷の)1年目のキャンプの時に、栗山監督の耳にもいろいろな声が入ってきたみたいなんですけど、『僕は両方やったほうがいい』と。それは両方見たから。ブルペンで150キロ投げてて、バッティングはバックスクリーンにバンバン放り込んでて」と回想した。
さらに、「『両方やったらいい』っていうのは、『今、決めなくてもいい』って。両方いけるところまでやって。若い時は体力もありますし、彼がどこまで目指してるか分からないし、彼が目指してるんだったら、やるべきだし」と続けると、五十嵐亮太氏は「やっぱりどっちかに絞りたがる人が多かった」と前置きしながら、「それこそ今回の(ドキュメンタリー映画『Shohei Ohtani - Beyond the Dream』で)ナレーションをやってる松井(秀喜)さんは『両方やったらいいんじゃない?』って言ってたんですよ」と松井氏の反応を紹介。「松井さんは『やったことないのに分からないじゃん?』って。その言葉がすごい印象的で、やっぱり松井さんいいなって」としみじみと語っていた。
【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。