女優の上野樹里が主演を務める映画『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の本編映像が20日、公開された。
■笹(林遣都)、月村(バカリズム)に激しくつかみかかる
今回公開されたのは、週刊誌記者の笹(林遣都)と副編集長・月村(バカリズム)の緊張感漂う本編映像。笹が人目を気にするようなメガネとマスク姿で慌てて編集部に駆け込み、月村を見つけるや否や腕をつかんで問いただす。
なかなかXであるという証拠が得られない中、Xにも固有のDNAがあるのではないかという考えから、編集部内ではDNA鑑定の方向でXを探ることになっていた。そのため笹は体を張ってX疑惑の人物の毛髪を入手していたが、月村は「鑑定があっても意味ねぇだろ」と腕を振り払う。月村の言葉に不信感を覚えた笹は「おい! どうしてなんだ!」と激昂し、胸ぐらにつかみかかる。
このシーンについてバカリズムは、「つかみかかられるシーンでクランクアップだったので後味が悪く終わるという(笑)。シーンが終わるたびに『すみません』と謝ってくれて、本番中もついてるマイクを触らないようにしながら勢いを感じるように、うまくつかみかかってくれました。緊迫感が伝わればうれしいです」とコメントを寄せている。
【編集部MEMO】
映画『隣人X -疑惑の彼女-』はパリュスあや子氏による小説『隣人X』の実写化作。紛争のため故郷を追われた惑星難民Xがあふれ、各国がその対処に苦慮していた世界、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野樹里)の追跡を始める。スクープのために自身の正体を隠しながら徐々に良子へ近づいていく笹だったが、2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えていく。
(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社