女優の鞘師里保が、テレビ東京の新水ドラ25枠『推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~』(2024年1月10日スタート 毎週水曜25:00〜)で主演を務めることが20日、明らかになった。
同作は宮木あや子氏による小説『令和ブルガリアヨーグルト』の実写化作。就職活動中に読んだヨーグルトを題材にした創作小説にハマり、小説内で登場する“ブルガリア菌”の大ファンになった朋太子由寿(鞘師里保)が、老舗食品メーカー「株式会社明和」の新人広報ガールとして奮闘する姿を描く。
主人公・朋太子由寿を演じるのは、モーニング娘。の絶対的エースとして活躍し、卒業後はアーティストとして活躍する一方、舞台やミュージカルをはじめ数多くの作品で女優としての存在感を表す鞘師が演じ、地上波連ドラ初主演を務める。 由寿が配属となる広報部の先輩で教育係・緑川逸美役を明日海りお、“ブルガリア菌”推しとなった由寿のもとに現れ成長を見守る“吾輩”こと乳酸菌(ブルガリア菌20388株)役を、橋本さとしが演じる。
原作は発売されてから50周年を迎える人気ベストセラー商品を題材に、企業へ取材協力のもと執筆、11月29日に発売される。主人公の朋太子由寿は、岩手の田舎出身でオタク気質。ヨーグルトが題材の創作小説にどハマりし、想像で擬人化させた“ブルガリア菌”を推している。そんな由寿を見た“吾輩”こと乳酸菌(ブルガリア菌20388株)はパッケージから飛び出し、由寿には見えない存在として彼女にとり憑き、行く末を見守ることに。就活と推し活に勤しむ朋太子は、老舗食品メーカーの「株式会社明和」へ就職し、晴れて社会人としての生活をスタートさせる。
同期たちが皆、人事部長からの辞令を受け取る中、由寿の勤務先はまさかの大阪に。不安を抱えながら、新天地の大阪で社会人としての門出をスタート。初めての経験に苦労するも、担当先のスーパーの社員から今なお語り継がれる「株式会社明和」伝説の営業社員「おでん先輩」の話を聞いた由寿は気持ちが奮い立たせられ、目標を掲げて仕事に邁進していく矢先、まさかの人事異動で本社の広報部に。慣れない都会での生活と広報部での仕事に苦戦しつつも、先輩社員とともに「明和ヨーグルト」50周年特集の社内報の記事を担当することになり、関係社員へのインタビュー取材を行う。“乳酸菌を愛しなさい、そうしたら必ず乳酸菌は答えてくれる”という言葉を胸に、新人広報ガールとしての朋太子の奮闘劇が幕を開ける。
主人公の由寿は、仕事の過程で半世紀前の明和の人たちのことを知る。存在しなかったものを日本で売り出し、数多くの苦難にぶち当たっては何度も心が折れそうになるも、「これがヨーグルトの正統だ」と、粘り強く啓蒙を続け、数年後にはベストセラー商品へと変えた人たちの言葉や会社の歴史が詰まった同作。商品の開発担当者やパッケージデザインの担当者など歴史ある「明和ヨーグルト」を今もなお支えている人たちへのインタビューを通して、明和の理念や歴史を学び、由寿が成長していく姿を描く。
■鞘師里保 コメント
・本作が地上波連ドラ初主演作品となりますが、改めて出演が決まっての率直なご感想をお聞かせください。
地上波連ドラ初主演。キラキラした文字の並びに戸惑いを感じつつも、素直にとても光栄です。映像でのお芝居を本格的に始めた一作目もテレビ東京さんでした。そういった意味でも今作楽しんで頂ける作品を届けることでお返ししたい気持ちです。これまでOLとして様々なオフィスで働かせて(演じさせて)頂きましたが、由寿のようなエネルギッシュな役は新鮮で、とても楽しみです。
・ドラマ撮影もこれから始まりますが、撮影に向けての意気込みをお聞かせください。
由寿の初々しさ、『推し』と仕事にひたむきな姿。どの瞬間もとてもピュアで、初心を思い出させてくれます。そんなフレッシュさを表現できたら。そして、今回エンターテインメント各分野の先頭に立たれている明日海りおさん、橋本さとしさんとご一緒出来ること、私も歌う人間としてこんな贅沢な空間はないなと感じております。お二人の演じられる憧れの先輩、そして乳酸菌。。
絶対観たいに決まっています。撮影が始まるのが待ち遠しいです。
・最後にドラマの放送を楽しみにしています視聴者の皆様へメッセージをお願い致します。
由寿の願いである『推し』の素晴らしさを世の中に伝える。を叶えてあげられるように精一杯頑張りたいです。 皆様には一人前になるべく奮闘する彼女の姿を見守って頂けたらと思います!
■明日海りお コメント
・本作への出演が決まっての率直なご感想をお聞かせください。
オファーをいただけた事が素直に嬉しかったです。OLの役は今までやったことがありませんでしたし、作品自体もはじめて挑戦するタイプの作風に感じていて…楽しみがひとつ増えたな!と思いました。
・ドラマ撮影もこれから始まりますが、撮影に向けての意気込みをお聞かせください。
まずは、鞘師里保さん演じる、由寿ちゃんに「なんだこの美人は!!」と思ってもらわないといけないので、 肌とオーラをピカピカにしてクランクインできるよう頑張ります。
・最後にドラマの放送を楽しみにしています視聴者の皆様へメッセージをお願い致します。
タイトルにちなんで、「こんな上司がいたら推すしかない!!」と思ってもらえる緑川さんでいたいと思います。推しがいる人もいない人も、地道に、懸命に頑張る由寿ちゃんに、共感したり、応援したくなるドラマだと思います。お楽しみに!
■橋本さとし コメント
・本作への出演が決まっての率直なご感想をお聞かせください。
今回オファーを頂いた役は、乳酸き…え!? …乳・酸・菌?…乳酸菌!?
携帯電話を二度見、いや三度見しました。自分なりにキャリアを積んで35年、色んな役柄を演じてきましたが、さすがに顕微鏡を1000倍にしてじゃないと見れない役は初めてで、184cmの大柄な僕に務まるのだろうか?と疑問と不安がチラつきました。が!僕自身、乳製品が大好きでヨーグルトは日常で欠かせない存在。腸内環境を整えるということはストレスの緩和にも繋がり、心と体の両面を支えるありがたい菌なのです。気づかない内にとても大きな存在となっている!
そのように、主人公と対面ではなく内面から会話する乳酸菌という役柄にチャレンジ精神を掻き立てられました。
・ドラマ撮影もこれから始まりますが、撮影に向けての意気込みをお聞かせください。
目に見えなくても、声が届かなくても、きっと伝わる愛がある…それを信じて乳酸菌を等身大で演じたいと思います。
・最後にドラマの放送を楽しみにしています視聴者の皆様へメッセージをお願い致します。
ドラマをご覧になる皆様にもヨーグルトを食べる度に吾輩の声が届きますように。
■宮木あや子 コメント
この先更に大きな世界へ羽ばたいてゆくであろう素敵なガールの、記念すべき地上波初主演ドラマの原作者という誉れをいただき、大変うれしく思います。労働で疲れてきた週半ばの深夜。明日への活力につながる、楽しくて美味しい、滋味と善玉菌の溢れる幸せなドラマになることを願っています。コロナ禍を挟んだため、必要な取材ができない期間があり、原作の執筆には三年かかりました。長く一緒にいたぶん、登場人物・登場微生物たちへの愛もひとしおです。そんな私の重い愛を裏切らない素晴らしい脚本と出演者の方々に恵まれ、今は世界一幸せな原作者として、出演者のファンの皆様と一緒に放送の開始を楽しみに待ちたいと思います。なお、原作の本は結構ページ数が多く、映像では再現が難しい場面もあり、省かざるを得なかったであろう部分がたくさんあります。もしよろしければドラマの補完として、原作本もお手に取ってみてください。ページを開けばきっとあなたの傍にも橋本さとしが……ほら、そこにいるわ……
■阿部真士(テレビ東京)
テレ東の深夜で普通のお仕事ドラマを作っても、誰にも見向きもされないと思いますので、とても信頼のおけるスタッフ陣と一緒に“大きな挑戦”をすることにしました。【乳酸菌オタクと乳酸菌との愛と友情の物語】を制作します。 この大いなる挑戦に相応しい主演を迎えました。鞘師里保さん。底知れぬ情熱と頑固さとプロ意識を持った鞘師さんに、ご本人のキャラクターにも似たギャップを演じてもらいたくてオファーしました。2024年、最注目のアーティスト・俳優です。羽ばたきますよ。さらに、やっと、やっと、念願叶ってご一緒できることになった明日海りおさん。佇まい、オーラ、溢れ出る芯の強さ、そして華やかさ…。企業の顔とも言える広報部にこんなに素敵な方がいたらどんなに嬉しいことか。初めて演じて頂く役柄、さらに……実は……という秘密。とても楽しみです。そして、橋本さとしさん。ミュージカル・演劇界の至宝に恐れ多いオファー。しかし、史上初の乳酸菌役を快く引き受けてくださいました。身長184cmの乳酸菌がテレビで初披露され、素敵な声で歌ったり、踊ったりします。そう、普段は目に見えない乳酸菌ですが、このドラマを見るといかに温かく我々を見守り、支えてくれているかが分かります。まだまだ素敵なキャストが出演してくださる予定です。続報もお楽しみにしてください。
【編集部MEMO】
鞘師里保は1998年5月28日生まれ、広島県出身。2011年にモーニング娘。9期メンバーオーディションで合格し、エースとして活躍。2015年に同グループを卒業し、5年間の休業を経て2020年から芸能活動を再開する。アーティスト、女優として活動し、2023年はテレビドラマ『ワタシってサバサバしてるから』『めんつゆひとり飯』『俺の美女化が止まらない!?』に出演した。