芸能人が自分で選んだ恋の物語を演じるモキュメンタリー『恋するシナリオ』が、テレビ朝日で11月25日・12月2日(24:30~)の2週連続で放送される。
モキュメンタリーとは、フィクションをドキュメンタリーのように演出する映像表現。『恋するシナリオ』は、出演者自身が選んだ“シナリオ”によって恋の物語が変わり、リアルとフェイクが交錯しながら進んでいく。
登場人物は、女性1人、男性2人の計3人。彼らは海辺の別荘に招待され、ともに3日間を過ごすが、彼らの恋を動かしていくのは、合図のベルが鳴ると現れる“3編のシナリオ”だ。例えば、「年上の彼との初めてのドライブ&カフェデート」or「誰もいない海辺で年下の彼とお散歩デート」――女性は2つのシナリオからどちらかを選択し、シナリオに描かれたとおりの相手とときめきが止まらないシチュエーションを体験していく。視聴者はいつしか“年上の彼”と“年下の彼”、2人からアプローチされるヒロインに感情移入し、2人とのデートを“体験”しているかのような感覚が味わえる。
2人の男子の間で揺れるヒロインを演じるのは、雑誌『Popteen』でデビューし、『オオカミくんには騙されない』(17年、ABEMA)などで注目を集め、現在はアパレルのプロデュースも手がけるモデル・徳本夏恵(なちょす、25)。彼女を射止めるべくバトルを繰り広げるのは、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(22~23年、テレビ朝日)で犬塚翼/イヌブラザー役として活躍し、『花束とオオカミちゃんには騙されない』(23年、ABEMA)でも話題をよんだ俳優・柊太朗(23)と、大型オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生した次世代ボーイズグループ・OWVの中川勝就(26)という2人のイケメンだ。
そんな“奇妙な三角関係”をスタジオで見守るのは、3時のヒロイン・かなで、ハシヤスメ・アツコ、久保田直子アナウンサー。3人は、初対面のぎこちなさから少しずつ接近していく1対2の甘酸っぱい恋模様にすぐさま引き込まれ、デートシーンが展開していくたび、「キャー!」「そっち選んだの?」と大騒ぎ。すっかりなちょすになりきって、「私だったら…」と妄想を膨らませる。
かなでは「世の中にはいろいろな恋愛番組があると思いますが、これは本当に新しい恋愛番組でした! 本当に楽しかったー! ずっとドキドキしていました!」と大興奮。ハシヤスメも「信じられないほどキュンキュンしまくりでした! “もしも”のその先を見ている感じがして…新しい恋愛番組が生まれたなと感じました!」と、どっぷりハマってしまったことを明かし、久保田アナも「“ドキドキするってこういう感覚だったんだ!”と思い起こさせてくれる番組です。シナリオがありながらも本人の気持ちが反映され、リアルなのかどうかわからないというドキドキ感は、モキュメンタリーならではの面白さですね!」と熱弁した。
見逃し配信は地上波放送直後から開始し、TELASAでは独占の“超濃厚版”オリジナルコンテンツが続々と配信される。
出演者のコメントは、以下の通り。
■徳本夏恵(なちょす)コメント
今回、モキュメンタリーという言葉を初めて聞いたので、最初は想像がつかなかったですね。でも「絶対に楽しいでしかないや!」と撮影をひたすら楽しみにしていました。
実際、撮影してみると、シナリオに沿って展開するとはいえ、私の気持ちがカギとなる物語なので、大事なところは自分で選択しなくてはならなくて…。自分の気持ちともちゃんと向き合わなきゃいけなくて、「もっとシナリオがあったらいいのに!」と思うほど葛藤がありました。
でも、私は現実でも恋物語みたいな恋愛を夢見がちなので、すごく素敵なシチュエーションばかりでうれしかったです(笑)
■柊太朗 コメント
“自分だけど自分じゃない”というのはどうすればいいんだろう、すごく不思議な感覚だなというのが、このモキュメンタリーの最初の印象でした。シナリオはあるのですが、俳優としてというより、柊太朗自身として参加して、フワフワした3日間を過ごしました。仕事なのかプライベートなのか基準が難しかったけど、斬新で面白かったです。今まで見てきた恋愛ドラマや恋愛リアリティーショーとは似ていて違う、その絶妙なところが面白いなと思いました。
僕は実際に年上の方との恋愛経験がないので、撮影では自分のよさを素直にアピールできればいいなと思っていました。その思いを大切に、3日間はこの物語ひとすじになれた気がします。
■OWV・中川勝就 コメント
オファーをいただいたときは、普段の活動では経験できないようなことがたくさんあるんだろうなという期待感があり、撮影を楽しみにしていました。
モキュメンタリーなのでシナリオがほとんどない分、自分の人間性が出る場面が多く、どう思われるのかなと考えたりもしましたが、今までこんなに“素”を出せることがなかったので、新しい経験でした。
心情でストーリーが変わっていく“遊び心”、そして僕らの予想を超えていく構成がとても面白かったです!
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