AlbaLinkは、既婚男女500人を対象に「夫婦のお金の管理に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにした。

既婚男女500人に「お金の主な管理者」を聞いたところ、最も多かったのは「妻(48.0%)」で、半数近いご家庭で妻がお金の管理を担っていることがわかった。次に多かったのは「夫(20.8%)」。全体として、夫婦のどちらか一人が家計管理を担当している家庭が多いようだ。

妻がお金を管理するメリット1位は「お金を管理しやすい(111人)」。2位「無駄遣いが減り貯金しやすい(59人)」、3位「適任者が管理できる(49人)」となった。

妻がお金を管理するデメリット1位は「夫が家計を把握できない(81人)」。次ぐ2位は「夫に自由がない(60人)」、3位「妻の負担が大きい(33人)」と続く。いずれの回答も「妻が」というよりも、「どちらか一方が」管理するデメリットだといえるだろう。ちなみに「デメリットを感じない」と答えた人は21人で、妻が管理して問題なくうまくいっている家庭も多いとわかる。

夫がお金を管理するメリット1位は「適任者が管理できる(46人)」。日本では「家計管理は妻の仕事」「なんとなく妻が家計管理している」という家庭も多い一方、数字に強い夫や几帳面な夫が家計管理を担当することでうまくいっている家庭も多いとわかる。以降、2位には「お金を管理しやすい(28人)」、3位「妻がラク(23人)」がランクインした。

一方、夫がお金を管理するデメリット1位は「妻が家計を把握できない(38人)」。2位「妻に自由がない(27人)」、3位「夫の負担が大きい(11人)」と続いた。夫婦のどちらか一人が家計を管理する場合、「管理しない方が蚊帳の外になり、お金の使い方も制限されること」ことが大きなデメリットだとわかる。

共同分担するメリット1位は「情報を共有できる(24人)」。共同口座などをつくって夫婦で管理することで、情報を共有でき家計の透明性も高まるのがメリット。情報や負担が平等だからこそ、モメにくい面もありそうだ。

お金を共同(分担)管理するデメリットにおいては、1位「管理しにくい・面倒(18人)」、2位「相手の状況がわからない(17人)」、3位「お金を自由に使えない(16人)」、4位「話し合いが面倒(15人)」が僅差で並んだ。

<調査概要>
調査対象:既婚男女
調査期間:2023年10月24日~26日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性347人/男性153人)
回答者の年代:20代 12.6%/30代 42.0%/40代 28.0%/50代 13.2%/60代以上 4.2%