鉄道模型メーカーのロクハンは、鉄道模型Zゲージシリーズ(220分の1スケール)の新製品「103系瀬戸内色 低運転台タイプ4両セット」と「103系仙石線色 低運転台タイプ4両セット」を12月に発売すると発表した。いずれも価格は1万9,800円。全国の取扱店で販売する。
103系は1963年から1984年にかけて3,447両製造された通勤形電車。「103系瀬戸内色 低運転台タイプ4両セット」は、クリーム1号に青20号の帯を巻いた瀬戸内色の中でも最初期の広セキE03編成をモデルにした。前面のワイパー追加やスカート取付け、側面の戸袋窓埋め、床下グレー化などを施した晩年と比べ、原形に近い姿を再現している。
先頭車はヘッドライト・テールライト・前面方向幕・運行番号表示器を点灯させることが可能。初期103系瀬戸内色に特徴的な側面のサボや各種標記類は印刷済み。前面方向幕・運行番号のラベルは付属しており、山陽本線のほか、阪神大震災後の車両不足を補うためカナリア色との混色6連で大阪・兵庫エリアを走っていた時期の方向幕も収録している。
「103系仙石線色 低運転台タイプ4両セット」は、青と白のカラーリングが特徴的な仙石線色のうち多数派だった低運転台車で、全車両が日本車両製。クモハ103を組み込んだRM138編成をモデルにした。先頭車はヘッドライト・テールライト・前面方向幕・運行番号表示器を点灯させることが可能。「SENSEKI LINE」のロゴなど各種標記類は印刷済み。半自動ドアボタンも印刷で再現した。前面方向幕を再現するラベルが付属する。