俳優の田中圭、吉田鋼太郎、林遣都が出演するテレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』(2024年1月5日スタート 毎週金曜23:15~※一部地域除く)に、前作のレギュラーメンバー6人が出演することが決定した。

  • 『おっさんずラブ-リターンズ-』=テレビ朝日提供

■“初代”続編描く『おっさんずラブ-リターンズ-』

「人を好きになるとは、どういうことでしょうか――?」モテない独身ポンコツサラリーマン・春田創一(田中圭)、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)、イケメンでドSな後輩・牧凌太(林遣都)のピュア過ぎる愛を描き、世界で大ブームを巻き起こした『おっさんずラブ』(2018年)から5年、続編となる『おっさんずラブ-リターンズ-』では、アラフォーになったはるたん&牧の“夢の新婚生活”が描かれる。幸せな日々の反面、会社で責任のある立場となった2人は、多忙な共働きで生活もままならず、小さなことでケンカばかり。そんな彼らのもとにやってきたのは、早期退職して再就職を果たした家政夫のムサシさん。最初はビジネスライクな対応を貫いていた武蔵だが、いつの間にか牧への抑えきれない姑みが大噴出。武蔵と牧のバトルがぼっ発する!?

今作で描くのは、はるたんを巡る嫁姑のようなバトルに加え、「好きだけじゃ、どうにもならないこともある」という問題の数々。結婚はゴールではなく、スタートだった……春田と牧、そして武蔵が、周りの人々を巻き込みながら、家族や結婚とは何なのか、新しい「愛のカタチ」を模索していく。

■内田理央、眞島秀和、大塚寧々、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉続投決定

そんな今作に、内田理央、眞島秀和、大塚寧々、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉というレギュラーメンバーが奇跡の全員続投決定。荒井ちず(内田理央)は、衝撃のスピード婚からの出産、からのスピード離婚を経て、バリバリ働きながら3歳の息子を育てるシンママに。仕事と育児の両立に、悩みが尽きることはない。武川政宗(眞島秀和)は、相変わらず恋活に精を出しているもののうまくいかず、すっかり恋愛迷子。SNSに病んだ投稿を繰り返す日々を送っている。結婚する気はないものの、今後の人生に漠然とした不安を抱き始めた今、牧を「最高の元カレ」と再認識するように。

一方、栗林歌麻呂(金子大地)は年の差を乗り越え栗林蝶子(大塚寧々)と結婚。現在は母と二世帯同居中で、折り合いの悪い2人の板挟みという“嫁姑問題”に悩まされている。一方の蝶子は、そんな義母との冷戦状態から逃げるようにベトナムアイドルにどハマり中。そして、結婚して2人の子どもに恵まれた荒井舞香(伊藤修子)&荒井鉄平(児嶋一哉)も登場。さらに鉄平の「居酒屋わんだほう」の変なメニュー&まったく売れないソングも健在で、本作でもみんなが集うにぎやかな場所になる。

さらに最新作には“新キャスト”も登場予定。新たなラブバトル勃発となるのか。

そして今回、レギュラーメンバーの新撮キャラクタービジュアルも公開。雪が舞い降りる中、それぞれせつなさや笑顔を浮かべ佇む9人それぞれの表情、毎度おなじみ伏線いっぱいのキャッチコピーににも注目だ。撮影のメイキング動画は、公式SNSで随時公開される。さらに、TVerで『おっさんずラブ』の過去作を配信することが決定。20日から、『おっさんずラブ』(16年)、『おっさんずラブ-in the sky-』(19年)を、12月4日から、『おっさんずラブ』(18年)を配信する。

■内田理央(荒井ちず・役)コメント

――『おっさんずラブ』の続編が決まったときのお気持ちは?

時が経って少しずついい思い出になりつつあったところに、オファーを頂いて、“やるんだ!”とビックリしました。でも、今やることにすごく意味を感じましたし、楽しかった思い出も込み上げてきて、すごくうれしかったです。レギュラーキャストの皆さんが勢ぞろいするのですが、“自分も呼ばれたー!”と、ホッとしました(笑)。みんなで再集合できるのが本当にうれしいです。

――前作は社会現象を巻き起こすほどの話題作になりましたが、当時はどんな思いでしたか?

当時は渦中にいたので、現場ではあまり気にせずに、圭さんを筆頭にみんなとにかく「いい作品を作ろう!」という感じだったのですが、一歩外に出たときに、本当にすごかったんだなと知りました。先日、オカリナさん(おかずクラブ)にお会いしたのですが、「映画を78回観ました」とおっしゃっていて、そんなに!? ってすごくビックリしました(笑)。本当にたくさんの方に愛された作品だったんだなぁと、改めて感じています。

――前作で印象に残っているシーンや、エピソードはありますか?

若干『おっさんずラブ』が夢の出来事だったような気持ちになっていて、本当にあんなことがあったのかなって思ったりもするんですけど……(笑)。最終回に牧とちずが橋の上で、春田のことを「謎のいい体~!」って叫ぶシーンがあったんですが、確か(監督から)「アドリブで叫んでほしい」と言われて、遣都さんといろいろ相談しながらやったのがすごくいい思い出です。

――今回の『おっさんずラブ‐リターンズ‐』で楽しみにしていることは?

台本がとても面白くて、時間を忘れて読みました。キャラクターみんなの表情や声が自分の脳内で自動再生されるくらいインプットされているんですが、読みながら、“きっと全然違うものになるんだろうな、それが『おっさんずラブ』だからな”と思いつつ、ワクワクしています。

ちずは、いつの間にか結婚し、いつの間にか離婚し、いつの間にか子どもを産んで、もう3歳の母になっていて、それもすごくちずらしいなと思いました。今までは自分とちずが同じような足並みで進んでいたんですけど、先を越された感じはしています(笑)。ちずは一歩外側からみんなのことを見守ったり、話を聞いたりする人物なのですが、また「居酒屋わんだほう」でみんなに会えるのが楽しみです。そして、ちずがこれまで一度も「天空不動産」に行ったことがないので、いつか機会があれば行ってみたいですね。

――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

たくさんの皆さまに愛された『おっさんずラブ』が帰ってきます。私も覚悟を決めて、もっと大きな愛で皆さまにお返しできるように頑張りますので、楽しみにしていてください!

■眞島秀和(武川政宗・役)コメント

――『おっさんずラブ』の続編が決まったときのお気持ちは?

出演者はみんな仲がよくて、「いつか続編をできたらいいね」という話をしていたので、今回の続編が決まったときは、“ついにこのときが来た”という思いでした。このメンバーとまた一緒にやれるといううれしさと同時に、自分も含め、皆さんそれぞれの場所でキャリアを重ね、いろんな経験を積んだうえで集まるわけですから……“負けたくない”という思いで刺激し合って、今回もいい作品になればいいなと思います。

――前作は社会現象を巻き起こすほどの話題作になりましたが、当時はどんな思いでしたか?

自分が参加させていただいた作品が話題になったというのは、もちろんありがたいことなんですが、“人気作品の続編”ということに安心せず、まずはいつも通り自分の役割をきちんとやろうと思います。

――前作で印象に残っているシーンや、エピソードはありますか?

前作で思い出に残っていることが、たくさんあり過ぎて(笑)。常に刺激にあふれている撮影現場でしたので、一つに絞るのが難しいんですが、序盤、居酒屋で牧の手を握っているというようなシーンは印象に残っています。

――今回の『おっさんずラブ‐リターンズ‐』で楽しみにしていることは?

最初に“今回の「リターンズ」では、武川にはこのようなことが起こります”と伺ったんですが、盛りだくさん過ぎるんです(笑)。武川がいろんな方向に振り切った感じの動きをしているので(笑)、まずはじっくり台本を読み、監督に演出していただいて、地に足をつけて向き合いたいと思います。とにかく瞬発力が必要な現場になることは間違いないので、今の自分がそれにどこまで対応できるのかも楽しみですし、何より一番は、またこのメンバーでひとつの作品を作れるということが、ただただ楽しみです。

――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

ついに『おっさんずラブ』が帰ってきます。またこの作品の撮影に参加することができ、喜びでいっぱいです。皆さんの期待を裏切らないよう、面白い作品にできるよう頑張りますので、楽しみにしていてください。

■大塚寧々(栗林蝶子・役)コメント

――『おっさんずラブ』の続編が決まったときのお気持ちは?

うれしいなという気持ちと同時に、「よし、ちゃんとしなきゃいけないな!」という緊張感がありました。また皆さんが集まると聞いたときにはワクワクしましたね。本当に皆さんが愛おしいというか、現場の雰囲気もすごくよかったですし、1+1が2にならない、どんどん広がっていく皆さんなので、今回も楽しみです。

――前作は社会現象を巻き起こすほどの話題作になりましたが、当時はどんな思いでしたか?

前作が話題になったときは、正直今ひとつわかっていなかったような気がします。みんなでSNSなどを見ているときにも、「すごい!」と言いつつも、実は最初、そこまでわかっていなかったんですが、後からジワジワと「これってすごいことなんじゃない!?」と思いました(笑)。

――前作で印象に残っているシーンや、エピソードはありますか? また、今回の『おっさんずラブ‐リターンズ‐』で楽しみにしていることは?

武蔵が春田に告白するシーンはすごく切なくて、よく覚えていますね。今回の作品は、脚本もすごく面白いと思いましたし、蝶子的には弓道をやっていたり、お姑さんとのバトルもあるんです。ささいなことなんですが、日常で感じるその時々の感情を表現していけたら面白いんじゃないかと思いました。

――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

前作もそうだったんですが、例えば1枚の絵があって、それぞれの登場人物が描かれているとするじゃないですか。それに色を塗りましょうというときに塗ろうとしたら、みんなはみ出るんですよ(笑)。本当にそれぞれが自由にはみ出ていくんです! でもその絵が完成したら、すごく良いエネルギーや優しさ、ユーモアにあふれている……きっと今回もそうなるんじゃないかなと思います。前作も力があっていい作品だったと思うんですが、今回はまた新たな役者さんたちも加わって、より力強く、よりユーモアがあり、エネルギーのあふれた作品になると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。

■金子大地(栗林歌麻呂・役)コメント

――『おっさんずラブ』の続編が決まったときのお気持ちは?

「久々にあのメンバーに会えるのか!」と、とてもワクワクしました。5年前は、まだキャストのみんなとの関係性が出来上がっていない中で、僕が最年少だったので、最初はすごく緊張しましたし、「どういうふうにやったらいいんだろう……」という不安を抱えていたんです。でも映画もありましたし、今回は関係性も出来上がった状態で続編に参加することができるので、今はとにかく皆さんに会えるのが楽しみです。

――前作は社会現象を巻き起こすほどの話題作になりましたが、当時はどんな思いでしたか?

当時はそんなにバズると思っていなかったんですが(笑)、気づけば社会現象みたいになっちゃって……。いまだに“マロ”って呼ばれることもありますし、「すごいドラマに参加させていただいたんだな」と改めて実感しています。今回も、このドラマはどこまで行っちゃうんだろうと思ったりしていて、それも楽しみですね。

――今回の『おっさんずラブ‐リターンズ‐』で楽しみにしていることは?

台本をいただいて、“これは絶対面白くなるな!”と、ニヤニヤしながら読みました。僕が演じるマロが、その後蝶子さんとどうなったのかもしっかり描かれていますし、ほかの皆さんが“今どう生きているのか”も楽しみにしていただきたいです。マロはもっと成長しているのかなと思っていたら、まだまだ変わっていないところもあって(笑)。“それはダメだろ”と思うところがありながらも憎めなさは変わらない。そこがマロのかわいさでもあると思います。蝶子さんとも順調に進んでいるので、自分でも台本を読んでホッコリしました。新しいキャストもこれから入ってきて、関係性がゴチャゴチャになるところが『おっさんずラブ』の面白いところでもあると思うので、今回もとにかくかき乱してほしいなと思っています(笑)。

――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

5年前もドラマを作っている僕らと見てくださっている方、両方が楽しくなるのって本当にいい作品だなぁと思います。今回もきっと圭さんを中心に、和気あいあいとした楽しい撮影現場になると思います。そういう楽しい気持ちって、見ている方にもどんどん広がっていくと思うので、皆さんにも絶対楽しんでいただけると思います。僕も撮影が楽しみですし、皆さんと一緒に盛り上げていけたら、と思います。

■伊藤修子(荒井舞香・役)コメント

――『おっさんずラブ』の続編が決まったときのお気持ちは?

だいぶ前にぼんやりとお話は聞いていました。撮影はいつになるんだろうと思っていたので、今日は、やっと! という感じです。5年の間に体型や見た目も変わったので、元に戻さなきゃと思いました(笑)。でも何より、また久しぶりに、皆さんにお会いできるのが楽しみです。

――前作は社会現象を巻き起こすほどの話題作になりましたが、当時はどんな思いでしたか?

海外の方にも見ていただいて、コメントなどもいただくようになり、ついには香港版の『おっさんずラブ』で私と同じ役をやった方にも香港でお会いしたんです。お話して一緒に撮った写真が香港のニュースになったりして、このドラマの影響力はすごいんだな、と実感しました。

――前作で印象に残っているシーンや、エピソードはありますか?

寧々さんに「毛糸の帽子を編んでほしい」と言われて、頑張って編んでお渡ししたことを覚えています。また久しぶりにお会いできるので、ゆっくりお話したいですね。

――今回の『おっさんずラブ‐リターンズ‐』で楽しみにしていることは?

台本を読ませていただいたんですが、新しいキャラクターが出てきたり、本当に楽しそうな感じになっていました。今回は鉄平と舞香の結婚生活も描かれると思うんですが、特に“落ち着いて変わっちゃった”という感じにはせずに、これまでどおりの舞香をお見せできたらいいなと思っています。私は「天空不動産」か「居酒屋わんだほう」のシーンが多いので、ほかのシーンに出られる方にはあまりお会いしないんです。今回はなるべくたくさんの人が集まるシーンにも出られたらいいなと思います(笑)。

――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

また、皆さんに楽しんでいただけるよう頑張ります! ぜひ楽しみにしていてください。

■児嶋一哉(荒井鉄平・役)コメント

――『おっさんずラブ』の続編が決まったときのお気持ちは?

ビックリして、「『おっさんずラブ』を、やるの?」って聞き返しました。ビジュアル撮影のときも、ちょっとドッキリの感じがしていて、まだその線があるんじゃないかと疑っていました(笑)。

レギュラーキャストの皆さんって、そんなにそろうものなんですね! 前作の頃よりさらに活躍されているメンバーなのに、よくそろったなぁ……ホントにそろうの!? 実はまだ疑っています(笑)。

――前作は社会現象を巻き起こすほどの話題作になりましたが、当時はどんな思いでしたか?

そういえば、世界トレンド1位になっていましたね! そういう話をしていたのを今思い出しました。すごいことですよね!

――前作で印象に残っているシーンや、エピソードはありますか?

僕は「居酒屋わんだほう」のシーンが多かったので、まとめて撮影することが多くてラッキーだったな、ということです(笑)。

――今回の『おっさんずラブ‐リターンズ‐』で楽しみにしていることは?

月日が経って、舞香と結婚しています。しゃべり方とか間の取り方が面白いなぁと思っていた舞香がどうなっているのか、絡むのが本当に楽しみです。そして圭くんもすごいスターになってしまったので、ちょっと緊張してしまうかもしれません(笑)。前作以降もバラエティの現場で何度かはお会いしているので、たぶん大丈夫だと思うんですけど、もし会っていなかったら、緊張してしゃべれなかったと思います。妹役の内田理央ちゃんも久々だし、またみんなで一緒にお仕事ができてうれしいです。

――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

『おっさんずラブ』が面白いのは前作と変わらず間違いありません。鉄平は、大事なエッセンスを加える役だと思うので、見逃さないよう、ちゃんと集中して、鉄平&舞香に注目してください!

【編集部MEMO】
2016年、深夜の単発ドラマが話題となり、2018年に連続ドラマ化された『おっさんずラブ』。放送がスタートするとジワジワと人気が広がり、最終話を前にして、Twitter世界トレンド1位を獲得するまでに。その人気は地上波だけにとどまらず、配信、グッズ、書籍、イベント、海外リメイクなど様々な二次的エンターテインメントで社会を席巻。その年の新語・流行語大賞トップ10にノミネート、東京ドラマアウォード連続ドラマグランプリをはじめとする作品賞や、エランドール賞やブレイク俳優ランキングなどのキャスト・スタッフの個人賞を含めて怒涛の受賞歴を築きあげたヒット作となった。その後も2019年に映画化した『劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』は興行収入26.5億円を突破、同年には航空業界に舞台を移したパラレルワールドドラマ『おっさんずラブ -in the sky-』が放送されるなど、破竹の勢いで日本中に社会現象を、海外でも大ブームを巻き起こした『おっさんずラブ』が、“初代”連ドラから5年の時を経て待望の復活を果たす。