ファーウェイ・ジャパンは11月17日、日本では初展開となるeSIM対応のスマートウォッチ「HUAWEI WATCH 4」を発表した。11月24日に発売する。カラーラインナップはブラックのみで、価格は65,780円。発表会で展示されていた実機写真で特徴を紹介しよう。
HUAWEI WATCH 4はeSIMに対応し、スマートフォンとの接続がなくても通話やメッセージの送受信ができるスマートウォッチ。ランニング中やサイクリング中などに単体で通話したり地図を見たりといった用途や、子どもや高齢者との連絡用途、緊急時にSOS発信が使えるためリスク管理用途などに役立つ。
対応eSIMは新規に電話番号が付与されるスタンドアローンナンバーサービスのみ。一つの電話番号をスマートフォンとアクセサリ端末でシェアするワンナンバーサービスには対応しない。
約1.5インチのAMOLEDディスプレイ(3Dガラス、466×466ドット)を搭載し、“宇宙の美しさを表現した”という近未来的なデザインも特徴。
画面は前モデルのWATCH 3(1.43インチ)から大型化し、ベゼル幅が約21.6%狭まったことで、画面占有率も約72%以上に高まっている。
ケースにはサージカルステンレスを使用し、5ATM(30mフリーダイビング)の防水やIP6Xの防塵も備えた。一方で前モデルから重さは6g軽く、厚みは1.25mm薄くなっている。
前モデルと比べ、操作性や表示が改善し、より取得データにアクセスしやすくなった。この部分の改善は先行して発売している普及版の「WATCH GT 4」シリーズと同様で、心拍数や血中酸素濃度、活動量など複数のデータを1画面に表示する「ウィジェット」や、好きな機能を1ボタンで呼び出すショートカット機能「クイックバー」、開いたタスクを最小化しワンタップでいつでも戻れる「フローティングタスクボール」といった機能が加わっている。
このほか前モデルと比べ、各インタフェースのデザインがカラフルになり、リューズの動きが滑らかになったほか、腕を上げて画面点灯する感度が30%、アプリ起動速度が10%向上した。
バッテリー駆動時間は、2種類のバッテリーモードで異なる。eSIMを1日2時間使い他の機能もヘビーユースした「スマートモード」で約3日間。通話や音楽再生を週に30分、ワークアウトを週に90分などやや控えめに使用する「超長時間バッテリーモード」では約14日。急速充電にも対応し、約15分の充電で35%、約65分の充電でフル充電となる。
また常時点灯ディスプレイ(AOD)機能ではリフレッシュレートを1Hzまで下げ、バッテリー駆動時間を延ばしている。充電方法は同梱のクレードルによるワイヤレス充電。
スポーツ計測は100以上のスポーツに対応し、位置情報は5衛星測位システム(GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/みちびき・QZSS)に対応。心拍数測定はTruSeen 5.0+アルゴリズムを採用し、激しい運動中の測定精度が高まっている。
ヘルスケア機能では心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベルを24時間モニタリングするほか、心拍数や血中酸素レベルがあらかじめ設定した閾値を超えた場合にアラートを出す機能を用意。睡眠モニタリング機能では、同社最新アルゴリズムのTruSleep 3.0により、仮眠の検出を含め高精度な計測をうたう。なお、WATCH GT 4に搭載されている睡眠中呼吸乱れ検知機能は非搭載。
センサーは加速度、ジャイロ、光学式心拍、環境光、気圧、温度、深度を内蔵する。本体サイズはW46.2×D46.2×H10.9mm、重さは約48g(ベルト含まず)。対応デバイスはAndroid 6.0以降、iOS 13.0以降。