ゼネラルモーターズ(GM)のラグジュアリーブランドであるキャデラックは、電気自動車(EV)「リリック」の右ハンドル仕様をオーストラリアで発表した。

  • キャデラックの電気自動車「リリック」

    キャデラックの電気自動車「リリック」

キャデラックのバイス・プレジデントであるジョン・ロス氏は、スイスとスウェーデンでの全車電動化に向けた新規事業の立ち上げに続き、オーストラリアとニュージーランドへのキャデラックのEVビジネス拡大を表明。「右ハンドルの『リリック』の導入は、EVの普及が進んでいる重要な市場において、新たなビジネスチャンスとなることでしょう」と語った。

「リリック」はキャデラック初のEV。GMの「アルティウム」プラットフォームをベースとする。ロス氏は「GMが柔軟性の高いモジュール式の『アルティウム』バッテリー・プラットフォームに投資したことで、右ハンドル車の開発をより効率的に進め、新たな市場を開拓し、さらなる規模拡大を実現することができた」と述べている。

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  • 右ハンドルなら運転しやすそうだ

GMプレジデント兼ストラテジックマーケット・アライアンス・ディストリビューター担当マネージング・ディレクターのエルネスト・オルティス氏によれば、「オーストラリアとニュージーランドはEVへの移行の形成期にあり、キャデラックに新たなビジネスチャンスを提供している」とのこと。両市場ではリリックを2025年モデルとして発売する予定だ。日本導入は2025年の予定となっている。