米YouTubeが11月15日(現地時間)に公式ブログで「Tap into the latest features from YouTube Premium」を公開した。1080p Premiumや「続きを見る」機能の提供拡大、対話型AI機能の試験提供など、有料サービス「YouTube Premium」の新機能を紹介している。
1080p Premiumは、今年春にiOS版で提供を開始した1080pの拡張ビットレート版だ。1ピクセルあたりの情報量が多く、より高い画質の1080p動画を楽しめる(ライブ配信、ショートでは利用できない)。この機能をAndroid版にも展開し始めた。
Premiumメンバーは、あるデバイスで視聴を中断したビデオを別のデバイスで引き続き視聴できる。この「続きを見る」機能は、今年の春にスマートフォンとWebで提供が始まっており、それがスマートTVやタブレットでも利用できるようになった。
Premiumを1年以上使い続けているメンバーに「Enthusiast」、インターネットを利用できない時にオフライン機能を活用しているユーザーに「Constant connector」など、利用者の利用実績に対して「プレミアムバッジ」を提供している。バッジは利用実績の記録になるとともに、ユーザーがまだ獲得できていないバッジも特典ページで紹介している。それらを知ることで、多数あるPremiumの機能を試すきっかけを得ることができる。
また、日本のユーザーにはアクセスが限られるが、Premiumメンバーが利用できる実験的なベータ機能の早期アクセスに「対話型AI」機能と「AIによるコメントの要約」が追加された。
対話型AI機能は、対応する動画で[質問する]というボタンが表示され、視聴中の動画についてAIに質問したり、またはおすすめのコンテンツや役立つ情報を提案してもらえる。米国在住の18歳以上を対象に、Android版のYouTubeアプリで提供し始めた。
コメント要約機能は、大量のコメントが投稿されている動画で、生成AIがコメントをトピック別に整理し、要約を作成する。要約を通じてそれまでのコメントや討論を簡単に確認できることで、視聴者やクリエイターが会話に参加しやすくなり、クリエイターはコメントや討論をコンテンツ作りに活かしやすくなる。早期アクセスでは、Android版とiOS版のYouTubeアプリで、機能の対象になる英語の動画で利用できる。