ガーミンはGPSスマートウォッチの最高峰シリーズ「MARQ」コレクションの新モデルとして、「MARQ CARBON EDITION」3製品を10月26日に発売した。
アンバサダーを務めるラグビープレーヤー、リーチ マイケル選手が登場した製品発表会で展示された実機を写真で紹介していこう。見どころはやはり外装。130層に重ねたカーボン素材をケースとベゼルに採用し、1つ1つの模様が異なるデザインとなっている。
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ガーミンは高精密なGPS性能と解析システムを内蔵した「MARQ」シリーズの第2世代モデルを3月10日に発売しているが、今回登場したのはこの第2世代MARQシリーズをベースに、フューズド・カーボンファイバー(融合化炭素繊維)素材をベゼル、ケースに採用した新製品だ(時計裏面はチタン)。
使用している融合化炭素繊維素材は、カーボンを手作業で130層に重ねて熱加圧で融合化したもの。チタンより最大67.8%軽く、鉄より10倍頑丈ながら、BluetoothやWi-Fiといった電波を遮断するという厄介な特性がある。ガーミンでは電波信号関連の扱いを見直す8年間の研究を経て新構造のアンテナシステムを開発し、製品化にこぎつけた。
ラインナップはゴルフ機能を盛り込んだ「Golfer」、タクティカル機能と航空機能を載せた「Commander」、トップアスリート向けの「Athlete」の全3モデル。
- MARQ Golfer (Gen 2) Carbon Edition……462,000円
- MARQ Commander (Gen 2) Carbon Edition……484,000円
- MARQ Athlete (Gen 2) Carbon Edition……418,000円
それぞれ独自の機能や文字盤、ストラップ素材を採用。ボタンは左上がLIGHTキー、左中央がUP・MENUキー、左下がDOWNキー、右上がSTART/STOPキー、右下がBACK・LAPキー。右上のSTART/STOPキーは、モデルにより違った差し色が付けられている。
いずれもガーミンのヘルスモニタリング機能、アクティビティ機能をサポートするほか、音楽ストリーミングサービス、Suica対応の決済機能「Garmin Pay」も利用でき、日常生活でも役立つウォッチだ。防水性能は10ATM(100m防水)。
ゴルフユーザー向けのMARQ Golfer (Gen 2) Carbon Editionは、全世界約43,000以上のコースを収録している。各コースの拡大縮小なども可能だ。ベゼル内径には18のホールカウンターをマークした。
MARQ Commander (Gen 2) Carbon Editionは、自衛官などに向けタクティカル機能と航空機能を載せたモデル。ベゼルにはUTC(Universal time coordinated、協定世界時)が刻印されている。
MARQ Athlete (Gen 2) Carbon Editionは、プロのアスリートのためのモデル。ベゼル内径にはリカバリータイムとVO2max スケールが表示されている。