背面カメラ付近にあるLEDを点灯させ、iPhoneを懐中電灯代わりにする「フラッシュライト」。カメラ用フラッシュとしてLEDを初搭載したiPhone 4のときは、LEDを常時点灯させることは裏ワザ扱いでしたが、iOS 7のときコントロールセンターに懐中電灯ボタンが追加され、むしろ当然の機能として定着しました。
そのフラッシュライトをオン/オフするといえば、ロック画面左下隅にあるボタンを押し込むか、コントロールセンターに配置されたボタンをタップするかの2択でした。Siriに「懐中電灯」と口頭で命令する方法もありますが、ロック画面かコントロールセンターを使う人が大半ではないでしょうか。
一方、LEDライトそのものに大きな仕様変更はなく、オン/オフ以外は変わりようのない状態が続いてきましたが、iOS 17ではiPhone 14 Pro/Pro Maxから導入された「ダイナミックアイランド」に点灯状態が表示されるようになりました。iPhoneを仰向けに置いたときなどフラッシュライトが点灯しているかどうかわかりにくいときでも、ダイナミックアイランドを見れば点灯しているかどうかわかるうえ、タップすれば消灯することも可能です。
さらにiPhone 15 Pro/Pro Maxでは、サイレントスイッチの代わりに導入されたアクションボタンにフラッシュライトのオン/オフを割り当てできるようになりました。暗い場所でもすぐに点灯できるようになったことは、フラッシュライトをよく利用するユーザにとって歓迎すべき新機能といえるのではないでしょうか。