お笑いタレントの陣内智則が8日、YouTubeチャンネル『大山英雄の「あなたの英雄です」』にゲスト出演。芸人を辞める決断をした過去について語った。

■ブレイクのきっかけはコンビ解散後

陣内智則

この日公開された動画では、事務所先輩でお笑いタレントの大山英雄と、キャッチボールをしながらトークを展開。大山に、ブレイクのきっかけを聞かれると、コンビ時代を振り返り、「23歳ぐらいで、リミテッドを解散して。僕もう辞めようと思ってたんですよ。吉本を」と回顧。芸人を辞めるつもりでコンビを解散したというが、「辞めるか、ピンでネタをするか、どっちかにしろ」と言われ、「家に帰って一晩考えて。でも、辞めるんだったら、一回ぐらい自分でネタをピンでやって、あかんかったら辞めようと思って」と、当時の心境を打ち明けた。

その後、初舞台の機会をもらった陣内は、「スベったら辞めないといけないという“暗黙のルール”があった」というプレッシャーを吐露。一方で、その舞台が「ターニングポイント」だったと言い、「運がよかったのが、当時、2丁拳銃がめっちゃ人気あったんですよ。2丁拳銃が出番のときだけ、お客さんが入る。いつもは20人とかで、オモろいことやっても笑い声がない。2丁拳銃が出番やったら200人超満員になる」と説明しながら、「僕が初舞台のとき、2丁拳銃と一緒で。そのとき初めてネタやって、それがめっちゃウケた」と振り返った。

そして、立て続けに舞台出演が叶い、若手芸人の登竜門と言われた「ABCお笑い新人グランプリ」に出場することになった陣内。1998年に開催された第19回では、最優秀新人賞をCOWCOW、優秀新人賞を陣内とシャンプーハットが獲得し、「若手のピン芸人が、お笑いグランプリで賞をもらうことがなかった」と自身が成し遂げた快挙をしみじみ述懐。「それで結構話題になって、そこから仕事がバーッと増えた感じですね」と、ブレイクのきっかけを明かしていた。

視聴者からは、「なかなかいい話」「過去一おもしろい回でした!」「陣内さんとのコラボこれからたくさんやってほしい」「大山さんと陣内さんの相性良すぎです!」といった声が寄せられている。

【編集部MEMO】
大山英雄は、NSC大阪校8期生で同期は千原兄弟、FUJIWARA、バッファロー吾郎、なだぎ武など。福山雅治のモノマネを得意とし、ルミネtheよしもとを中心に活動している。2023年2月にYouTubeチャンネル『大山英雄のなんでもやろうチャンネル』を立ち上げ、その後、チャンネル名を『大山英雄の「あなたの英雄です」』に変更。キャッチボールをしながらゲストの秘話を引き出す企画「芸人キャッチボール」には、これまで次長課長・河本準一、野性爆弾・くっきー!、千原兄弟・千原ジュニア、おばたのお兄さん、すゑひろがりず、2丁拳銃といった人気芸人が多数出演している。