マクセルは11月14日、車載カメラ用超音波クリーニングレンズユニット(UCLU)の開発を発表した。12月からサンプル出荷を開始する。
近年、自動車の運転支援機能の強化などによって高画質・高感度の車載カメラの需要は高まっているが、雨天時や降雪時でも精度や見えやすさを保つことには課題がある。
今回開発されたUCLUは、超音波技術を組み合わせて耐環境性能を高めたレンズユニット。超音波の帯域を変動させ、雨滴を霧化させたり、振動で生じる熱エネルギーによって融雪させたりといった役割を1台でこなす。
雨滴霧化時間は1秒以下、 融雪モードでも5W以下の低消費電力という性能を誇る。12月から順次サンプル出荷を行い、量産開始は2026年後半を予定している。