マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が14日、都内で行われた「ワコール『Team CW-X』発足イチローさんキャプテン就任記念発表会」に出席。自身の認知度の低下を感じたエピソードを明かした。
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イチロー氏
ワコールは、コンディショニングウェアブランド「CW-X」でカラダを動かすすべての人のコンディショニングをサポートする「Team CW-X」を14日より始動し、チームのキャプテンに、アドバイザリーパートナーであるイチロー氏が就任。人生初のキャプテン就任に、イチロー氏は「いいんですか? 僕キャプテンで。僕キャプテンやったことないんです。キャプテンの資質に欠けていると言われてきた人間なんです。これはハイリスクです。ただリスクをとらないと成果は出ないですからね」と話し、「頑張ります」と意気込んだ。
ワコール代表取締役社長執行役員の川西啓介氏から特大の名刺を受け取ったイチロー氏は「名刺って持ったことないなと。初めましてで名刺をいただくじゃないですか。返すのが礼儀? それができないから、野球選手ってどうするべきなのかなとよく考えるんです。どうしたらいいんですかね僕らは、礼儀として」と打ち明け、「僕のこと知らない人もいるだろうし、名刺があったら……」と話した。
MCを務めた元フジテレビの三田友梨佳アナウンサーが「みんな知ってますよ」と言うと、イチロー氏は「そんなことないと思いますよ。高校野球の指導に行ったときにリアルタイムで知っていたかというと、半分は知らなかった。僕が学校に来ると聞いたときにいろいろ調べてこういう選手なんだと知った子供たちが半分以上でした。もうそういう時代です」と話し、「野球をやっている子ですらそうなので、野球やってなかったら知らないでしょと思いました。ちょっとショックでしたけど」と吐露していた。
会見には、イチロー氏のほか、「Team CW-X」のチームメイトとして、人気動画クリエーターのFischer's-フィッシャーズ-や、福士加代子、佐藤友佳、鬼塚雅、石井未来、川村あんりも登壇。イチローのキャプテン就任を記念したセレモニーや、フィッシャーズへの「イチロー式ストレッチ」の特別レクチャーが行われた。
なお、フィッシャーズのザカオは都合により欠席した。
