中日ドラゴンズ・立浪和義監督が、シーズン中に試合前の食事で白米摂取を禁止したことは大きな話題となった。「令和の米騒動」と名づけられて─。

  • 2004年から2011年までの8年間、中日ドラゴンズの監督を務めた落合博満氏(写真:SLAM JAM)

その十数年前、中日の監督だった落合博満氏は「試合前のカレー禁止」を選手たちに伝えていたという。その件にYouTube『落合博満オレ流チャンネル』で本人が触れている。

落合氏の口数は、相変わらず少ない。
そのため番組は、インタビュアーがリードする形で進められる。 聞き手が問う。
─東京ドームでのビジターゲームで、カレーを禁止したというのは本当ですか?
「いや、ビジターだけじゃなくてホームでもカレーを食べるのは禁止したよ」
─理由は?
「胸焼けするでしょ」

それでも、落合氏から選手にカレーを勧めたことが一度だけあったと言う。
「山本昌ね。北海道(での試合)で、『お前、(ゲン担ぎで)カレー食うんだろ』と言って(ホテルから)持ってこさせて食べさせたっていうのはあるよ」
─ゲン担ぎならいいと。
「それで勝ってくれたら儲けもんじゃん」

この試合、カレーを食べた後に山本昌は好投しチームも勝利した。
YouTube『落合博満オレ流チャンネル』の「【落合博満伝説】選手を不調から蘇らせる魔法の一言【中日監督編】」では、当時の知られざる逸話が幾つか語られている。

▼【落合博満伝説】選手を不調から蘇らせる魔法の一言【中日監督編】