ユニバーサル ミュージックが、ロック・バンド「エアロスミス」と、鯛焼きブランド「鳴門鯛焼本舗」とのコラボを発表した。このコラボ鯛焼きは、11月11日から全国の鳴門鯛焼本舗で販売を開始している。この異色のコラボが、ネットでは「これがホントの鯛アップ」「フェイクかと思った」などと話題になっている。
今回のコラボ鯛焼きの餡は、今年8月に発売されたエアロスミスのベスト・アルバム「グレイテスト・ヒッツ」のジャケット写真の赤をイメージし、リンゴ味を採用。鯛焼きを包む外袋である「一匹袋」には、アルバムジャケットを意識したオリジナルデザインが施されている。
だが、アルバムの全世界トータル・セールス1億5,000枚以上を記録し、「ロックの生ける伝説」とも呼ばれるロック・バンドが、なぜ鯛焼きブランドとコラボをしたのかと疑問に思う人も多いだろう。実はエアロスミスのヴォーカリストであるスティーヴン・タイラー氏は、大の鯛焼き好きなんだとか。ユニバーサル ミュージックによると、とある来日時に出会った鯛焼きにはまり、以来、来日した際には、東京に到着後すぐに鯛焼きを購入したり、鯛焼きを「日本の神秘」と表現したりしているそうだ。ライブ前に10個も鯛焼きを食べていたというエピソードまであり、2018年のハロウィンには、自身のInstagramにて鯛焼きの着ぐるみをかぶったコスプレ写真を公開するほど鯛焼きにハマっているようだ。
また、ギタリストのジョー・ペリーも鯛焼きが大好きで、日本のラジオ番組のインタビューの最中に「言いたいことがある! 鯛焼きは“完全食品”だ」と語ったことも。ほかのバンドメンバーも鯛焼きが好きで、ファンからの差し入れの鯛焼きを取り合いになって大喧嘩となり、「解散危機」に陥ったという、真偽のほどは定かでない都市伝説までファンの間で広まるほど、彼らの鯛焼き好きはファンの間ではすでに有名な話となっているのだそうだ。なんじゃそりゃ。
このコラボ鯛焼きは、11月11日から発売しており、餡がなくなり次第終了としている。全国の鳴門鯛焼本舗38店舗で取り扱う。
このほか、このコラボを記念して、写真投稿キャンペーンも実施。12月10日までの期間に、コラボ鯛焼きを購入したときの「一匹袋」の写真とハッシュタグ「#エアロスミスたい焼き」をX(旧Twitter)に投稿した人の中から、抽選で10名に「グレイテスト・ヒッツ」オリジナル・フェイスタオルがプレゼントされるとのこと。
ネット上では「スティーブン・タイヤーキ」「それほどまでに日本のたい焼きを好きでいてくれて嬉しい」「はじめフェイクかと思った…」「衝撃的🤣」「これがホントの鯛アップ😆」「生成AIのフェイクニュースと思ったけどホントなの?」「いろいろ凄い。素敵すぎる」などの声が寄せられた。