カシオ計算機の耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」は、今年(2023年)で誕生40周年。11月28日に、1983年登場の初号機を受け継ぐスクエアモデルの新たな40周年記念「GCW-B5000UN」が発売される。ブラックの「GCW-B5000UN-1JR」とパープルの「GCW-B5000UN-6JR」という2モデルをラインナップし、価格はどちらも297,000円。
近年のG-SHOCKは、素材としてステンレスの約7倍の強度を持ち、さらに軽いカーボンの活用を推進中。今回のGCW-B5000UNも、このカーボン素材を用いている。
G-SHOCKのスクエアモデルは一見するとシンプルな形状だが、中身はいくつもの複雑なパーツで構成されている。そこで、ケース・ベゼル・バンド・中留それぞれで、異なる製法で適したカーボンを使い分け。
具体的には、ベゼルとバンドには成形の自由度が高いフォージドカーボン、中留には曲げに強い積層カーボン、裏ぶたと一体化させたモノコックケースにはカーボンファイバー強化樹脂を採用している。カーボン素材としたことで、ステンレス素材のGMW-B5000Dシリーズ(約167g)と比較して重さは約65と、61%の軽量化を実現した。
デザイン面では、進化を続けるG-SHOCKと広がり続ける宇宙を重ねている。ビッグバンや惑星をモチーフに、ケースやバンドを描いた。パープルモデル(GCW-B5000UN-6JR)は混色成形だ。裏ぶたには、グラフィックアーティストのエリック・ヘイズ氏による40周年記念ロゴを刻印している。