ライボの調査機関「Job総研」は、「2023年誹謗中傷の意識調査」結果を11月7日に発表した。同調査は、2023年10月18日~10月23日の期間、現在、職を持つすべての社会人でJobQTownに登録している全国20〜50代の男女1,216人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • 意識と匿名性

誹謗中傷に気をつけているか尋ねたところ、「気をつけている派」が76.5%と過半数を占め、内訳は「とても気をつけている」26.8%、「気をつけている」31.4%、「どちらかといえば気をつけている」18.3%だった。同回答者に誹謗中傷の制御が匿名では困難かを聞くと、困難だと「思う派」が75.3%と過半数を占めた。

  • 加害理由とストレスの関係

SNSで誹謗中傷になる行動の有無を聞くと、したと「思う派」は40.6%となった。

誹謗中傷をしたと思うと回答した494人に、その理由を聞くと「憂さ晴らし」が19.8%で最多に。次いで「匿名性による罪悪感の希薄」が19.2%、「集団(2名以上)による罪悪感の希薄」が18.4%だった。同回答者に加害と仕事のストレスの関係有無を聞くと「関係していた派」が52.4%と過半数を占めた。

  • 被害経験

SNSで誹謗中傷を受けた経験の有無を聞くと「ある派」は40.7%となり、内訳は「とてもある」9.6%、「ある」13.7%、「どちらかといえばある」17.4%だった。

SNSでの誹謗中傷を受けたことがあると回答した495人にそのレベルを聞くと「レベル2:発信に対し単発でネガティブな反応」が30.5%で最多となった。