シャープは11月9日、ネットワーク障害により、同社の会員サービス「COCORO MEMBERS」の一部サービスが利用できなくなっているとアナウンス。同社の公式Xアカウントも、インターネット接続に対応した一部の家電やアプリが正常に作動していないとして謝罪している。同日23時45分時点で障害は継続中。

【更新・追記】シャープは翌10日に、上記の障害から復旧したと発表。(11月10日 15:05)

  • シャープのクラウドサービスで障害継続、IoT家電やアプリに影響

公式X(旧Twitter)アカウントでは、同日16時に障害報告を投稿。それによると、エアコンやホットクック、空気清浄機、ヘルシオ、洗濯機といった一部の家電製品において、ネットを介した機能やアプリが正常に作動しない状態になっているとのこと。クラウドサービスへの接続が不安定な状況が発生しており、復旧対応を進めているという。また、一部のユーザーには通知が届かなかったり遅延したりする現象も発生しており、原因調査中。

編集部で確認したところ、今回の障害との関係は不明ながら、COCORO HOMEアプリへのログインが複数回にわたり正常に行えなかったり、ログイン後も一部家電の新規追加時にサーバーが応答しないなどの現象が確認された。

  • COCORO HOMEアプリで、照明を追加しようとしたところ。「Internal Server Error 500」が返ってきて、アプリへ正常に機器追加できない

COCORO MEMBERSサポートページでも同日16時30分にお知らせを更新。COCORO MEMBERSのページにアクセスすると、メンテナンスページやエラーが表示される場合があるほか、メール送信を伴う手続き(新規会員登録、メールアドレス変更、パスワードの再設定、キャンペーン応募、問い合わせなど)を行った場合も同様の事象が起きるとのこと。サポートページでは、「しばらく待ってから利用してほしい」と呼びかけている。

  • COCORO MEMBERSサポートページ(11月9日23時30分時点)