日本旅行は9日、JR西日本で実施中の「懐鉄(なつてつ)」企画第3弾「リバイバル列車運行」に連動し、かつての塗装を復刻した「115系3000番台(瀬戸内色)」の貸切運行ツアーを11月25日に実施すると発表した。

  • 「115系3000番台(瀬戸内色)」の貸切運行ツアーを実施(画像提供 : 日本旅行)

「115系3000番台(瀬戸内色)」は広島・山口エリアでのみ活躍した片側2ドアの車両。現在は黄色の単色塗装となり、山陽本線岩国~下関を中心に普通列車として使用されている。この車両が製造された当時の塗装「瀬戸内色」を復刻し、かつて広島エリアで「シティライナー」と呼ばれ、快速列車として活躍した当時の姿を再現した編成が登場。10月14日から運行されている。

11月25日に行われるツアーは、「115系3000番台シティライナーで行く山陽路(下関~岩国)の旅」と題し、「115系3000番台(瀬戸内色)」4両編成を貸し切り、下関駅から岩国駅まで1往復する。往路は下関駅9時40分発・岩国駅13時50分着、復路は岩国駅15時18分頃発・下関駅18時27分頃着で運転。貸切運行では駅の通過運転を実施(通常は各駅に停車)するほか、途中停車駅にてホームに出て車両を見学できる時間も用意される。

  • 山陽本線を走行する「115系3000番台(瀬戸内色)」(画像提供 : 日本旅行)

貸切運行ならではの企画として、1人につき2席分の座席を用意し、追加代金で「モーター音が楽しめる電動車」「モーターがなく静かな付随車」「瀬戸内海の景観を楽しめる海側」を指定できるプランの選択が可能に。貸切運行の前日には、通常非公開の保存車両「クモハ42」を25名限定で見学できるプランも用意した。

申込みは日本旅行の「鉄道の旅」ウェブサイト、もしくは電話の「日本旅行 おとなびジパング予約ダイヤル」にて、11月9日10時から受け付ける。各プランの基本料金は、「貸切り運行前日発クモハ42見学プラン」(25名限定)3万7,800円、「貸切り運行前日発下関前泊プラン」2万7,800円、「日帰りプラン」1万7,800円・こども1万4,800円。オプション選択等により、座席を選択する場合の追加料金は1,000~4,000円または1BOX1万8,000円、新大阪駅発着プランの追加料金は1万6,500~1万8,500円となる。