オーディオテクニカは、“次世代プレミアムクラス”と位置づける完全ワイヤレスイヤホン「ATH-TWX7」を11月17日に発売する。価格はオープンプライスで、直販サイトでは24,200円で予約注文を受け付けている。
発売を記念し、製品を購入して応募した人を対象に「選べるデジタルギフト 2,000円分」をプレゼントする期間限定キャンペーンを開始。Amazonギフト券やAppleギフトカード、PayPayマネーライトなど9種類のデジタルギフトから選べるもので、購入期間は11月17日~2024年1月10日まで、応募期間は11月17日~2024年1月22日。詳細は特設サイトを参照のこと。
イヤホンに対するニーズの変化や、オンライン会議やリモートワークの普及など社会の変化を踏まえ、「上質なライフスタイルを手軽に実現する」新製品としてATH-TWX7を投入。オーディオやガジェットを愛好するユーザー向けに2022年に発売した「ATH-TWX9」に近いデザインや設計を継承しつつ、カラーバリエーションも3色(アッシュブラック、ストーングレイ、リッチホワイト)に増やし、ライフスタイルを重視する層へ訴求していく。
TWX9との主な違いは、カラバリや本体サイズ、対応するBluetoothコーデック、ノイズキャンセリングや一部の通話機能など。TWX9でサポートしていたクアルコムの「Snapdragon Sound」やaptX系コーデック、ソニーの立体音響「360 Reality Audio」(360RA)は、TWX7では対応しない。充電ケースの除菌機能も省いている。
デザイン面では、耳の小さな人や女性を想定した小型サイズで、安定した装着感や耳からの外れにくさを両立。イヤホン本体の重さはATH-TWX9よりも軽い4.7g(TWX9は5.4g)で、付属の充電ケースは約9%サイズダウンして持ち運びやすくした。
サウンド面では、ATH-TWX9向けの自社開発ドライバーの設計思想を継承した、5.8mm径ドライバーを搭載。BluetoothコーデックはSBC、AACに加えて、最大96kHz/24bitの高音質なハイレゾワイヤレス再生を可能にするLDACをサポートする。2台のBluetooth機器へ同時接続するマルチポイント対応でLDACも同時使用可能。このほか、音と映像のズレを抑える低遅延モードも備える。
NC機能は、フィードフォワード(ハウジング側)とフィードバック(導管部側)の両方式を組み合わせたハイブリッドタイプ。左右各2基のNC用小型MEMSマイクで環境ノイズを拾い、NCプロセッサーと独自開発のノイズフィルター設計によって不要な雑音を打ち消す。ほかにも、イヤホンを着けたまま外の音を聞けるヒアスルー機能や、人と会話するときに使えるトークスルー機能を装備する。
通話機能については、TWX9と同様に、騒音下でも声が明瞭に届くビームフォーミングマイク技術を採用。ユーザーの口元に向かって指向性を持たせ、声を的確に集めて通話品質の精度を高めている。また、ユーザーの通話・会議シチュエーションにあわせて2つの通話モード「ナチュラル」「ノイズリダクション」を装備。前者は屋内など静かな環境向け、後者は屋外などの騒音下を想定したものだという。専用アプリ内でモード選択時には、テスト機能で声音を確かめることもできる。
イヤホン装着時に集中と休息をサポートする「サウンドスケープ」や「プライベートタイマー」といった機能を、専用アプリに追加。サウンドスケープでは、リラックス効果の高い自然のサウンドや、集中力を高めるマスキングノイズ、リフレッシュ用のヒーリングサウンドなどが選べる。また、同じアプリ内でタイマーをセットすることで、タイムマネジメントにも活かせるとのこと。
バッテリー持ちをTWX9よりも強化しており、イヤホン単体で6.5時間再生(NCオン時)、ケース込みで最大20時間の連続再生を実現。NCオフ時は単体で7.5時間、ケース込みで24時間使える。急速充電にも対応し、15分の充電で60分使用可能(NCオン時)。イヤーピースはソフトタイプとノーマルタイプの2種類で、それぞれXS/S/M/Lの4サイズを同梱。ケースは付属のUSBケーブルによる有線充電と、Qiワイヤレス充電に対応している。