パルシステム連合会は11月3日、パルシステムの予約登録米が「サステナブル★セレクション2023」の最高位である「三つ星」認定を受けたことを発表した。

  • 予約登録米の米生産をする産地の一つJA佐渡

サステナビリティの情報を発信するオルタナとサステナ経営協会が共催する「サステナブル★セレクション」は、サステナブルな理念と手法で開発された製品・サービスを選定する制度。認定により社会やマーケットでの存在感を高めることを目的としている。

パルシステムの予約登録米は、田植えの段階で年間を通した定期利用の約束として利用者自らが登録し、新米の収穫以降、4週に1度届ける仕組み。災害などで調達が厳しいときも登録者を優先して届けられる持続可能な生産と消費のシステムが特長。田植え前から出荷が約束されているため、生産者は安心して米を栽培できる。利用を通して環境保全型の農業が地域に広がるほか、次世代の生産者を育てるあと押しになるなど、さまざまな役割を果たしている。

今回、予約登録米の「サービスの持続可能性」を評価する一つ星、「持続可能な経営推進」を評価する二つ星認定に続き、環境(E)社会(S)ガバナンス(G)の取り組みが総合的に評価され、三つ星認定を受けた。

2020年から開始した同表彰で三つ星認定された生活協同組合はパルシステムが初となる。予約登録米は10月5日に発表された2023年度のグッドデザイン賞も受賞しており、それに続く"2冠"となる。

  • 生活協同組合の三つ星認定はパルシステムが初