JR東海は7日、名古屋駅の在来線6番線ホームに設置するホーム可動柵について、2024年1月11日の始発列車から使用開始すると発表した。
同社は2021年6月、名古屋駅の在来線5・6番線ホーム(いずれも東海道本線下り)に可動柵を設置すると発表。その際、使用開始時期について6番線ホームは2023年7月、5番線ホームは2024年6月としていたが、その後の世界的な半導体不足が影響し、ホーム可動柵に必要な部品の一部に調達の遅れが発生していることから、6番線ホームにおけるホーム可動柵の使用開始が半年程度遅れる見込みと発表していた。
今回の発表で、6番線ホームに設置するホーム可動柵の使用開始日は来年の1月11日に。東海道本線の快速・普通列車に使用する車両(311系・313系・315系)の4・6・8両編成のドア位置に対応した腰高式ホーム柵を設置し、最大4m強の開口幅を採用する。
今後は使用開始に向け、ホーム可動柵の本体を設置し、最終的な試験等を実施予定。使用開始までの期間、ホーム可動柵が開扉した状態となるため、監視員を配置するとともに、コンコースやホームでの注意喚起を行う。なお、名古屋駅の5番線ホームに設置するホーム可動柵に関して、予定通り2024年6月の使用開始をめざすとしている。