シロカは11月7日、囲炉裏(いろり)をモチーフとした卓上調理家電「おうちいろり」を発表した。12月1日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は土鍋や蒸し皿が付属する「SQ-D151D」が40,000円前後、付属しない「SQ-D151」が25,000円前後。

  • おうちいろり

「おうちいろり」は熱密度の高いヒーターを搭載し、高火力で調理できる卓上調理家電。炙り焼きが楽しめる焼き網、煮込み料理などに使える深皿、たこ焼きなどを焼けるボールプレートが標準で付属する。

付属の深皿を使った場合、200度への到達時間は約6分と短時間で高温になる。深皿は蓄熱性に優れたプレートで表面温度が下がりにくく、ステーキなどをムラなく焼き上げられるという。調理温度は料理に合わせて、1~5の5段階で設定できる。

  • 本体(ヒーター部)と付属品。焼き網、深皿、ボールプレートは標準で付属する

部屋で食材を焼くときに気になる、煙を抑える減煙構造も取り入れた。焼き網を使用した調理の際、油受けに水を張ることで煙の発生や匂いを抑える。深皿を使用した調理時では、焼く温度を一定に保つことで煙を抑えるという。

標準付属のプレートは、焼き網、深皿、ボールプレートの3種。焼き網は食材が網にくっつきにくく、焦げ付きにくい線径1.6mmの極太網を採用した。深皿は蓄熱性が高い厚手のプレートで作られ、焼きムラを抑えて焼き上げる。なお、深皿使用時には、温度を200度に保って調理する「ヘルシーモード」を選択でき、焼きすぎによる焦げを抑えるとともに、“香ばしさ”を感じる香り成分を最大化する調理ができるという。

ボールプレートも厚めのプレートを採用し、直径45mmの穴のふちを5mmほど立ち上げるこで、たこ焼きを返しやすく、丸形に成形しやすくしている。また、「SQ-D151D」は3種のプレートに加え、伊賀焼窯元・長谷園の土鍋と、蒸し料理に便利な蒸し皿が付属する。

  • 焼き網を使うときは、油受けに水を張ることで煙の発生や匂いを抑える

  • 深皿は200度に保って調理する「ヘルシーモード」を搭載

「おうちいろり」の開発にあたっては、「みんなで食卓を囲みたくなる、食事の時間が楽しみになるこだわりを詰め込んだ」という。本体の高さは会話や視線を妨げないサイズに抑え、デザインは食卓に馴染むようシンプルにしたとのこと。

本体サイズはW293×D343×H171.5mm、重さは約5.1kg。コードの長さは2.5m。消費電力は1,200W。ヒーターを除く本体パーツは取り外して洗え、土鍋を除く付属品はスタッキングして収納できる。シーンごとに作り分けられる全63種の幅広いメニューを搭載したレシピブックも付属する(63種のうち14種は土鍋/蒸し皿用)。

  • 高さは焼く17cmで、食卓の会話を邪魔しないサイズに抑えた

  • 本体(ヒーター部)以外のパーツは水洗いできる