パナソニックの「ジアイーノ」は、次亜塩素酸を利用した空間除菌脱臭機。このジアイーノにペットエディション(F-MV4420)が登場する。11月下旬の発売を予定しており、価格はオープン、推定市場価格は140,000円前後。

  • 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ ペットエディション(F-MV4420-WZ)

  • 梱包箱のイメージ

ジアイーノは水と塩タブレット(消耗品)から次亜塩素酸を生成し、適切な濃度で空間に放出。次亜塩素酸は強力な除菌力・脱臭力を持つため、部屋の中でも高い効果が見込める。介護施設、医療施設、ペットショップなど、ジアイーノを導入している現場も多い。また、除菌と脱臭に加えて、加湿機能と集じん機能も備える。

今回、家庭用ジアイーノを購入したユーザーの約半数がペットオーナーであることに注目し、ペットエディションを投入する。通常モデルとの違いは、まず「スピード脱臭モード」を用意したこと。ペットオーナーが気を遣うニオイ対策のため、通常モデルの「強」運転よりも脱臭時間を短くする(喫煙環境では使わないようにとされている)。

  • 「スピード脱臭モード」の効果(パナソニック調べ)

もうひとつは、ペットが苦手な「突然発生する大きな音」に配慮したこと。ジアイーノ本体の風量をアップするとき、ゆるやかに最大風量まで上げることで運転音が少しずつ大きくなっていく「シームレス風量切り替え運転」を採り入れた。

そのほかのギミックとして、肉球をデザインした操作部、汚れがたまってくると肉球マークが浮かぶ保護エレメント(HEPAフィルター)などがある。

  • 肉球をデザインした保護エレメント(HEPAフィルター)

  • 天面の操作部分。薄く「肉球」が描かれている

適用床面積の目安は18畳(30平方メートル)まで、集じんは26畳(43平方メートル)まで。加湿は木造和室で11畳(18平方メートル)まで、プレハブ洋室で18畳(30平方メートル)まで。8畳の清浄時間は11分。

運転モードは、加湿「多め」「標準」、風量「おまかせ」「強」「中」「弱」、水タンク容量は約4.0Lとなる。標準の加湿量(連続運転時間)は、強:350mL/h(約11.4時間)、中:250mL/h(約16時間)、弱:170mL/h(約23.5時間)。加湿・多めの場合は、強:650mL/h(約6.1時間)、中:380mL/h(約10.5時間)、弱:270mL/h(約14.8時間)。

本体サイズは幅398×奥行き270×高さ710、重さは約11.8kg(タンク空のとき)。電気代の目安は、強:約0.7円/h、中:約0.4円/h、静音:約0.3円/h、電源コード長は約1.8m。