スリーエム ジャパンが、キッチンスポンジの選び方や取り替え時、正しい保管方法などについて紹介している。教えてくれたのは、同社のホームケア&CHC技術部スペシャリストの原井敬氏。
同氏は、キッチンやお風呂掃除スポンジなど8,000以上のスポンジを試した"スポンジ博士"。掃除する場所やものに適したスポンジの提案や、スポンジの正しい使い方・保管方法を解説している。
キッチンスポンジは、不織布とウレタンを貼り合わせた物やネットスポンジ、不織布のみ、ネットのみ、セルロースなど様々であるが、選ぶのに迷った際には不織布とウレタンスポンジの貼り合わせタイプを基本にするのがおすすめだそう。
焦げがついた鉄製のフライパンや頑固な汚れには不織布に研磨粒子入りタイプのスポンジ、傷つけたくないグラスや皿には研磨粒子がついていないタイプ、ソフトに洗いたい場合にはネットタイプが向いており、落としたい汚れや調理器具、好みの使用感や泡立ちなどで選ぶのが望ましい。
また、用途により2個程度使い分ければ、汚れ落としの効率化やスポンジのへたり防止にもつながるという。
キッチンスポンジの取り替え時は、毎日食事ごとに洗い物をする場合には3週間〜1カ月が理想。不織布の表面に毛玉が出来たり、スポンジ部分が裂ける、ネットの毛羽立ちやほつれ、破れなどが目立つようになった際も取り替え時となる。
キッチンスポンジの使用後は、洗剤や泡、スポンジに残った汚れをしっかり落とし、水を切って保管するのが正しい方法。スポンジに汚れが残っていると雑菌が繁殖しやすくなるほか、天日干しや煮沸、塩素消毒もスポンジが劣化するため避けるべきとのこと。保管場所は、風通しの良い所が望ましい。