2024年2月1日に開局65周年を迎えるテレビ朝日は、新春に『松本清張 二夜連続ドラマスペシャル』を「テレビ朝日開局65周年記念番組」として届ける。2024年1月3日には後藤久美子・武井咲が出演する『顔』(21:00~)、4日には波瑠・木村佳乃が出演する『ガラスの城』(21:00~)が放送される。
■テレ朝、開局65周年を記念に『松本清張 二夜連続ドラマスペシャル』放送
第一夜の『顔』は、原作の短編小説を大胆に現代版へとアップデートし、殺人を犯した覆面アーティストと、殺人犯を目撃した弁護士による、追いつ追われつのサスペンスを展開。また、第二夜の『ガラスの城』は、一流企業にはびこるさまざまな欲望と犯罪の構図を鮮烈に描いた社会派ミステリーに、令和ならではの企業体制や捜査方法、登場人物を加え、胸を貫く新たな刺激と見応えに満ちたドラマを再構築する。
■後藤久美子×武井咲『顔』
第一夜『顔』では、30年ぶりとなる地上波ドラマ復帰を果たす後藤、そして自身の代表作とも言える『黒革の手帖』以来の清張作品出演となる武井が初共演にしてW主演に挑む。これまで幾度となく実写化されてきた不朽の名作『顔』を浅野妙子氏の手で現代版へと大胆にアップデート。殺人を犯した「覆面アーティスト」と殺人犯を目撃した「弁護士」による、追いつ追われつのサスペンスが展開していく。武井が演じるのは、音楽界を席巻する覆面アーティストの井野聖良。美しい顔と歌声を持ちながら、聖良が「顔を出さないこと」を条件にアーティスト活動をしているのは“ある理由”があった。それは、彼女が「殺人犯」だったから――。一方、殺人を犯した現場から立ち去る聖良を唯一目撃していた人物が、後藤演じる石岡弓子。人権派の弁護士で、ある出来事をきっかけに聖良と再会することに。殺人を犯した聖良と弁護士である弓子が再び出会うとき、物語は激しく転がり始める。
■波瑠×木村佳乃『あさが来た』
第二夜『ガラスの城』では、清張作品への出演は今回が初となる主演・波瑠、そして過去にも3本の清張作品に出演してきた木村が、NHK連続テレビ小説『あさが来た』(15~16年)以来約8年ぶりに上演。大森美香氏によって令和版に生まれ変わった傑作社会派ミステリーを、繊細かつ大胆にドラマ化する。今作の舞台となるのは、都心に颯爽とそびえ立つガラス張りの高層ビルに拠点を構える大手商社。選りすぐりのエリートが集い、まさに壮麗なガラスの城ともいうべき華やかさを放っているが、その実態は出世欲、名誉欲、支配欲、愛欲、承認欲求、自己顕示欲といった“複雑に絡み合った”欲望が渦巻く迷宮だった!? エリート社員たちが風情あふれる修善寺で社員旅行に興じる中で起こった、部長が何者かに殺されるという社内殺人事件。地味な一般職・的場郁子(波瑠)と出世頭のバリキャリ課長・三上田鶴子(木村)は、それぞれ事件の真相を追い求め、独自捜査に乗り出す。次々とあぶり出されていく社内に巣食う猛烈な欲望の数々、そして的場と三上の秘密……やがて的場も警察にマークされることに。