日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」を提供するバイドゥは、Z世代が選ぶ「勉強になる漫画ランキング」TOP10を発表した。ランキングの1位に選ばれたのは、擬人化した細胞の日常が描かれる漫画「はたらく細胞」だった。
これは、10歳から24歳までの男女674人を対象に、2023年9月8日~9月11日の期間、「勉強になる漫画」についてSimejiアプリ上でアンケート調査を実施し、その結果をランキング化したものだ。
ランキングの1位に輝いたのは、清水茜さんによる漫画作品「はたらく細胞」だったという。体内で年中無休で働く擬人化した細胞たちの日常を描いた作品で、花粉症やインフルエンザなど病原体と戦うシーンなどを通して、体の仕組みや変化などを学ぶことができる。
投票した人からは、特に「理科でめちゃくちゃ役に立った」や、「理科でお世話になりました」、「理科の授業で活躍した」といった、理科で体の仕組みを学ぶ際にとても参考になったとの声が多かったそう。また、「体内の中を詳しく見ることができたり血の体内の巡回法がよくわかる」や、「人体について楽しく学べる!」など、わかりやすくて楽しく学べたとの声もよせられたという。
次いで2位は、原作・赤坂アカさん、作画・横槍メンゴさんによる漫画作品「【推しの子】」。主に、推しのアイドルの子供に転生した主人公たちの物語が描かれる。「命の大切さを学べた」や、「母親からの愛が勉強になった」、「ネットの使い方についてわかってない人に伝わってる気がする」、「ネットの恐ろしさを思い知った」など、親からの愛情の深さやネットの恐ろしさ、人間関係など多くのことを学んだという声が挙げられたようだ。
3位には、原作・金城宗幸さん、作画・ノ村優介さんによる漫画作品「ブルーロック」がランクイン。世界一のストライカーを生み出すための施設「ブルーロック」を舞台に、「世界一のストライカー」になるために主人公たちが激しい戦いを繰り広げる物語だ。サッカーに関する基礎知識や魅力を学べたとの声のほか、「エゴは大事、他人より自分だと教えてくれたから」や、「自分の限界を超えれるような勇気を与えてくれた」などの意見が挙げられたそうだ。
「勉強になる漫画」ランキングの4位以降は次の通り。
- 第4位:名探偵コナン
- 第5位:文豪ストレイドッグス
- 第6位:ドラえもん
- 第7位:鬼滅の刃
- 第8位:ミステリと言う勿れ
- 第9位:ドラゴン桜
- 第10位:SPY×FAMILY
同社は今回の結果について、「Z世代は知識だけではなく、家族の愛情や命の重さ、友情の大切さからネットの恐ろしさまで、生きていく上で大切なことも漫画を通して実感している様子」とコメントしている。