漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽クリエイターのヒャダインによるフジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせライブ#38』が10月28日に開催され、昼公演では、久保が同局系ドラマ『いちばんすきな花』(毎週木曜22:00~)の主人公たちにシンパシーを覚えたことを語った。
■多部未華子&齋藤飛鳥は画面を見ていないが…
『いちばんすきな花』の第1話では、主人公の1人であるゆくえ(多部未華子)と妹・このみ(齋藤飛鳥)の自宅のテレビに、『久保みねヒャダ』が流れていた。しかしこのシーンで、姉妹はテレビそっちのけで会話しており、「全く見てないじゃないですか」と残念がる久保。
続けて、「このシーンだけの印象だと、齋藤飛鳥さんの演じる子がこじらせてる役かなと思ったんですけど、その後の話を見てもそういう役割ではなかったんです。ただ、このドラマ自体が、“令和のネオこじらせ”というのを出してきてるんじゃないか」と持論を展開する。
姉妹がテレビの『久保みねヒャダ』を見ていなくても、その画面に登場した理由を、久保は「私はメッセージだと思います」と、陰謀論チックに考察。
「1話で偶然出会った4人が、2話で自分たちの意志で不自然ながら集まろうとして、今まで友達にも話せないような話題を振って、みんなで盛り上がってるんですよ。それがめっちゃ『こじらせナイト』だと思って、あそこで『久保みねヒャダ』を出した意味を勝手に感じたんです。すごく仲良いわけじゃないけど、“何かこの人の話、聞いてみたいな”って思わせる感じが、『久保みねヒャダ』の一番最初じゃないですか。多部未華子さんが“これ言ったらドン引かれるかな”、“私だけしかこんなこと考えてないのかな”みたいな感じで怯えてるんですけど、みんなそれに理解を示していて、『あ。ベース、近いぞ』と私は思いました」と、共感したそうだ。
■千葉雄大&ヒャダイン旅の第7弾が決定
昼公演では他にも、月1回のデイサービス化した「こじらせの郷」、ドラマ『たとえあなたを忘れても』で等身大の演技ができたヒャダイン、YouTubeを見ないでYouTuberのファンになった能町……といった話題を展開。さらに、旅企画で毎回名場面を振り返る思い出ソングの名作を一挙鑑賞し、次回の12月のライブで千葉雄大とヒャダインによる「千葉ヒャダ旅」第7弾の台湾編が上映されることが発表された。
夜公演は阿佐ヶ谷姉妹をゲストに迎え、「帝劇カラオケ」「野菜学園」といった企画を展開。こちらはオンライン配信もされ、11月12日23時59分まで追っかけ再生が可能となっている(チケットは同日18時まで販売)。
地上波フジテレビでは、今後しばらく隔週土曜(26:45~)に30分番組として放送。11月18日、12月2日、16日に、今回の10月公演の模様が放送される(※12月は放送時間変更の場合あり)。また後日、同局の動画配信サービス・FODで配信される。
次回のライブは12月24日に開催し、会場限定の昼公演にはハライチ・岩井勇気がゲストに登場。夜公演は千葉雄大をゲストに迎え、千葉&ヒャダインの台湾旅の模様が有観客とオンライン配信で上映される。