長年サンリオのキャラクター・ハローキティの声を担当してきた声優の林原めぐみさんが、ハローキティの声を卒業することが明らかとなった。突然の発表だったこともあり、ネットでは「悲し過ぎます」「嘘だと言ってくれ」など悲しみの声が集まっている。

林原めぐみさんが11月1日、自身のブログを更新し、「ハローキティ50周年おめでとう＆卒業」と題して、ハローキティの生誕50周年を祝福するとともに、「キティのおそばを離れる事になりました。世で言うところの『卒業』ですね」と報告した。キティの妹・ミミィの声を担当していた富永みーなさんと、キティのボーイフレンド・ダニエルの声を担当してきた、たかはしごうさんも同時に卒業となるようだ。

林原さん自身、最初にサンリオから知らされた際は戸惑ったそうだが、サンリオの担当者からの詳しい説明を受けて納得したという。ブログの中では、ハローキティの声を担当してきた33年間の思い出を回想しつつ、「卒業にあたりの、『悲しみ』が見つからない」「悲しみが見つからないばかりか後悔すらも見つからない」と自身の気持ちを綴っている。

一方、今回の突然の卒業発表に関しては、批判を交えたさまざまな意見が出ている。特に、公式YouTubeチャンネルで林原さんの声が入った既存のハローキティ動画が削除されたことや、サンリオからの告知の乏しさに関する批判が多く見られた。また、林原さんが卒業後の声優は「AI」音声になるという、真偽不確かな憶測まで流れ、混乱を呼んでいる。

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    報告を受けて、X(旧Twitter)では「林原めぐみ」や「AI音声」などのワードがトレンド入りを果たす事態となっていた

ネット上では「悲し過ぎます」「今まで本当にありがとうございました」「少し寂しいですがお疲れ様でした」「ハローキティの声優さんが、交代だと…？」「嘘だと言ってくれよ」「サンリオマジで大丈夫？」「過去の動画まで一斉削除は意味不明すぎる」などの声が寄せられた。