アンカー・ジャパンは11月1日、新製品発表会「Anker Power Conference 2023 Fall」を開催した。本記事では、3Dプリンター「AnkerMake」シリーズの新展開をお伝えする。
同社は2022年4月の新製品発表会でAnker初の3Dプリンター「AnkerMake M5」(99,990円)の日本投入を予告し、2023年3月に発売した。また、10月11日にはカメラやタッチパネルなどをなくした廉価版の「AnkerMake M5C」(69,990円)も発売された。
今回の発表会では3Dプリンター本体の新モデルなどは登場しなかったが、6色のフィラメントをセットして2秒以内に切り替えられるという複数色プリント用の周辺機器「AnkerMake V6 Color Engine」(119,900円)が発表された。発売は2024年春ごろを予定する。
【1月22日追記】アンカー・ジャパンより、2024年春に予定していた「AnkerMake V6 Color Engine」の発売を取りやめる旨の連絡を受けました。印刷のクオリティや成功率が目標とするレベルに達しておらず、発売に向けて改善を進めるなかで、根本的な解決にはハードウェアの大幅な設計変更が必要との結論に達し、開発を白紙に戻す決定に至ったとのことです。 |
また、会場では日本未上陸のサービスのデモも行われていた。「Make It Real」(※リンク先は海外版)というAnkerMake公式サイト上で展開されるサービスで、3Dプリンターで出力できるモデルを共有できるほかに、地図上で好きな場所を選んで立体的な都市模型を3Dプリンターで出力できるという機能がある。
身近な都市を好きな範囲・縮尺で立体化できるのは面白さが伝わりやすく、「3Dプリンターを買ってみたけれど何を作ればいいかわからない」という入門者には魅力的なコンテンツとなりそうだ。時期は未定だが、日本での提供に向けた準備を進めている段階だという。