TBS系列のスポーツバラエティ番組「SASUKE」を基に考案された障害物レースを新たに加えた「近代五種」が、2028年に開催されるロサンゼルス五輪の実施競技として採用されたことが明らかとなった。国際オリンピック委員会(IOC)が、今年10月16日に開催した第141回総会で正式に採用した。ネットでは「感無量」「日本代表が誰になる?」などと話題となっている。
「SASUKE」は、1997年に放送を開始したTBS系列のスポーツバラエティ番組。参加者は、4つのステージに分かれたさまざまな障害物をタイムを競いながら、アクションゲームのようにステージクリアを目指す。海外での人気も高く、多くの国でSASUKEの現地版にあたる「Ninja Warrior」が制作されている。特に米国では「American Ninja Warrior」という名前で放送されており、絶大な人気を博している。
今回発表された障害物レースについては、「SASUKE」の海外版「Ninja Warrior」を基にしたもので、昨年は五輪採用へ向けたテスト大会が4度にわたって実施されたそう。TBSから「Ninja Warrior」の撮影セットが貸し出され、大会によって雲梯(うんてい)に似た器具や、反り返った壁などが障害物としてコース設定され、タイムを競う形式で競技が行われたという。
ちなみに「近代五種」はもともと、水泳、フェンシング、馬術、レーザーラン(射撃とランニングの複合種目)の5種目で争う競技だったが、馬術について、2021年に開催された東京五輪での動物虐待疑惑などから、国際近代五種連合(UIPM)が2028年のロサンゼルス大会までをめどに、馬術に代わる別の種目に変更することを検討していた。そして今回、「SASUKE」を基に考案された障害物レースが馬術に代わる新種目として採用される形となった。
ネット上では「すげぇ、、、これから真面目に五輪見るわ」「今まで五輪全く興味なかったけどこれは気になる」「これシンプルに近代五種に出てくる鉄人たちがガチでアタックするの見れると思うとすげぇワクワクする……w」「山田勝己がオリンピック選手になる可能性」「日本代表が誰になるのか気になるな」「感無量でしかない。まさか小さい頃から大好きだった番組がここまで大きなコンテンツになるとは‥」などの声が寄せられた。