メディア運営事業などを展開するCMサイトは、関東と関西で違って驚く「文化・風習」ランキングTOP10を発表した。「エスカレーターの立ち位置」や、「味噌汁の配膳位置」などが上位にランクインする中、1位は「かき氷のシロップ」のかけ方だったそう。ネットで「地方差あったんだ」「知らなかった」などと話題となっている。
調査は、同社が企画編集する「ちょっと気になる」を調べたランキングサイト「ランキングー!」にて今年8月3日に実施されたもので、10代から50代の男女6,784人を対象に、関東と関西それぞれにある文化・風習の違いをピックアップし、「そこが違うとは!」と思わず驚いた項目について、アンケートをおこない、その結果を集計し、ランキング化した。
ランキングの1位は「かき氷のシロップ」で、441票を獲得。関東では、器の底にシロップを入れてその上に氷を盛り、最後に上から少量のシロップをかけるやり方が多いという。一方関西では、器にまず氷を盛って、その上から多めにシロップをかけるのが主流なのだそうだ。投票者からは「シロップに届くまでは味無し? ではないよね? どういうこと?」や、「かき氷にも違いがあったとは意外でした」、「関東でも上のような?」などの意見が寄せられていた。
次いで2位は「エスカレーターの立ち位置」で、票数は437票だった。エスカレーターに乗るとき関東では左側に立ち、右側を歩行する人のために空けるという暗黙のルールがあるが、関西ではその逆になるという。「なぜこうなった?」や、「右が体に染み付いていて、関東で右に立ったら変な目で見られた」、「静岡行った時にみんな左に立ってたので、どの地域から右に立つのか調べたくなった!」などの声が寄せられた。
3位は「味噌汁の配膳位置」が、423票でランクイン。関東など多くの地域では、味噌汁は右手前に置かれる。一方で関西圏では味噌汁は左奥(ご飯の奥)に配膳するという傾向があるのだとか。投票者からは「全国で同じだと思ってた!」や、「関西人だけど、右手前に置いてる」、「旅行先で食事はしていたが、違いに気付かなかった」などの声が寄せられていた。
関東と関西で違って驚く「文化・風習」ランキングの4位以降は次の通り。
- 4位:灯油用ポリタンクの色(関東:赤色/関西:青色)(394票)
- 5位:改札に入れる交通ICカードの金額(関東:初乗り運賃分/関西:1円)(371票)
- 6位:お金の話(関東:聞かない・言わない/関西:すぐ聞く・すぐ言う)(329票)
- 7位:トイレットペーパー(関東:ダブル派が多い/関西:シングル派が多い)(319票)
- 8位:バスの運賃※均一運賃の場合(関東:先払い/関西:後払い)(316票)
- 9位:お好み焼き(関東:みんなでシェア/関西:一人一枚)(315票)
- 10位:警察官採用ポスターのキャッチコピー(関東:標準語/関西:関西弁)(311票)
ネット上では「エスカレーター、その昔名古屋は真ん中と嘘知識を教えられたのを思い出すw」「味噌汁の位置って東西で違うの!?」「へぇ~、地方差なんてあったんだ……」「関東生まれ関東育ちだけど大阪派」「全国どこでも一緒やと思ってた」「氷、シロップ、氷、シロップじゃないのか...(東北民)」「知らなかった」など声が寄せられた。