山口県岩国市、山口県和木町、KDDI、ANAあきんどは10月27日、「デジタルサービス体験型スマホ教室」の共同開催を発表した。岩国錦帯橋空港など3カ所で11月14日から開催する。
開催場所・日時は以下のとおり。
- 岩国市:岩国錦帯橋空港(11月14日13時~15時)、山ほたる 美川ムーバレー(11月20日13時~15時)
- 和木町:和木町文化会館講習室(12月8日13時30分~15時30分/12月15日13時30分~15時30分)
内閣府の通信利用動向調査や高齢化白書などによれば、60代のスマートフォン所有率が80%を超えるなどシニアのスマートフォン所有率そのものは上がっている一方、利用状況としては家族・友人との連絡など従来の携帯電話の延長に留まるユーザーが多く、たとえば行政のオンライン手続きやネットバンキング、決済などの積極的な利活用までは至っていないという。
そういった状況を踏まえ、通常のスマホ教室で教えるような基本的な使い方だけでなく、もう一歩踏み込んだスマートフォンの利活用を推進する取り組みのひとつとして、空港でのオンラインチェックインなどを疑似体験できる内容にしたのが今回の教室である。
ANAでは国内自動チェックイン機の廃止など乗客のスマートフォンの活用を前提としたデジタルサービスの本格化に舵を切っていること、シニアの旅行への関心の高さや空港近隣自治体である岩国市や和木町にとって身近なサービスであることなどから題材として選ばれた。
各者の役割としては、岩国市および和木町は開催場所の提供と参加者の募集、ANAあきんどとKDDIは研修内容の企画・アシスタント派遣(KDDIは講師も派遣)・効果検証などを担う。