GA technologiesは10月25日、「都心の高級マンションに住む愛犬家に人気のエリア」ランキングを発表した。調査は2022年8月〜2023年7月、高級賃貸仲介サービス「Modern Standard」に寄せられた問い合わせのうち、ペットに関する情報を集計した。
今回の調査では、48%が「2人世帯」、35%が「1人世帯」となり、夫婦・カップルや、一人暮らしで犬を飼育している人が多いという結果に。飼っている犬のサイズは「小型犬」が75%を占めており、これは、都心高級賃貸マンションの多くが「小型犬1頭まで」という規則を定めていることが要因のひとつとなっているよう。
こうした都心の高級マンションに住む愛犬家は、どんなエリアを選ぶのか。人気のエリアを集計したところ、「赤坂(港区)」が1位に輝いた。東京ミッドタウンに隣接する檜町公園やペット連れで食事ができる飲食店が複数あり、ペットと共に過ごせるお出かけスポットの種類が豊富。また、多くの神社がペットを連れての参拝を禁止する中、赤坂の氷川神社はペット連れでの参拝が可能であることからもペットフレンドリーなエリアとして人気となっている。
2位は、タワーマンションが立ち並ぶ「勝どき(中央区)」。街並みが整備されており、ペット用品店やトリミングサロン、動物病院が複数あるのはもちろん、しつけ教室まで。また、勝どき駅から徒歩約12分の場所に、7時〜20時半まで利用できる区営のドッグラン(晴海臨海公園内「わんわん広場」)があるため、共働きや単身の愛犬家から多くの票を獲得した。
続いて、低層マンションが人気な「南麻布(港区)」が3位にランクイン。東京ドーム約1.4個分の広さを持つ有栖宮記念公園があり、四季の移ろいも楽しめる自然豊かな周辺環境でペットとの時間を楽しむことができるエリアに。続く4位には、港区から「海岸」と「南青山」がランクインした。
なお、区ごとに集計してみると、1位「港区」、2位「渋谷区」、3位「中央区」、4位「江東区」、5位「目黒区」という結果に。1位の港区は、「赤坂」「南麻布」に加え、浜離宮恩賜庭園が近い「海岸」エリアやドッグランへのアクセスがいい「芝浦」エリア、青山霊園の近い「南青山」エリアなど幅広いエリアに人気が分散しているのが特徴的。
2位の渋谷区は、特に代々木公園と神宮外苑の周辺エリアが人気の傾向に。3位の中央区は、「勝どき」や「晴海」などが人気を牽引した。